建築確認申請は建築許可ではない。あくまでも確認行為でしかない。

「確認行為だから許可に比べれば緩いんでしょ」みたいな話でもありませんのであしからず。
この記事では、建築確認申請は、確認行為であって許可行為ではない話をしていきたいと思います。

こんにちは!やまけん(@yama_architect)です。
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建築確認は「確認行為」のため民法は関係ない。

よくある誤解なのですが、建築する際には、役所や建築主事さんに住宅建築の許可をもらわないといけないと思っている方が多いです。許可とは、法令により制限・禁止している場合に、その制限等を解除するためのような行政処分です。

(建築物の建築等に関する申請及び確認)
第6条 建築主は、第一号から第三号までに掲げる建築物を建築しようとする場合(〜略〜)、これらの建築物の大規模の修繕若しくは大規模の模様替をしようとする場合又は第四号に掲げる建築物を建築しようとする場合においては、当該工事に着手する前に、その計画が建築基準関係規定(〜略〜)その他建築物の敷地、構造又は建築設備に関する法律並びにこれに基づく命令及び条例の規定で政令で定めるものをいう。以下同じ。)に適合するものであることについて、確認の申請書を提出して建築主事の確認を受け、確認済証の交付を受けなければならない。

建築基準法第6条第1項・抜粋

建築確認は、あなたの家を建築することに対して、行政が許可を与えているわけではないのです。

昔、行政職員だった頃ですが、「隣の家の違法建築は、役所が許可しているんだろ!!」みたいなクレームを受けたことがあります。もちろん違法ではないですし、許可した覚えもないですww

まるで、建築することの行為に対しての全責任は役所や建築主事にあるように思ってしまっている。

れは間違いです。

法律用語でいうと、羈束行為(きそくこうい)と言って、一般的には裁量の余地がないものです。(法律で定められたことを淡々と処理する感じです)

ですので、いずれは、AIによって審査される時が来ると私は思っています。人が審査したのでは、良くも悪くも審査にブレが生じますからね・・・この変の話は、いずれの機会で記事にしたいと思います。

建築確認は、建築基準法と消防法等の建築基準関係規定に適合しているかどうかを確認しているに過ぎません。

特に所有権関係の規定である民法は、建築基準関係規定では無いことから、この建築確認の審査対象外のため、確認行為に所有権等の規定を審査することは求められていないのです。
(法的には、民法まで言及していませんから私上は建築するの自由です。ただし、事前に法律に適合しているかどうかの確認はしないさい!と言っているだけです。)

市街化調整区域内の建築については、建築関係規定に該当しています。都市計画法においては、市街化調整区域は市街化を抑制する関係から安易に建築させないため、個人の権利等を事前にチェックした上で、建築許可を行なっています。

また、建築基準法第43条認定や許可では所有権等を確認している場合があります。

ですので、例えば、他人の土地に越境して塀を築造した場合などは、建築確認を申請した敷地に虚偽があるか無いかは審査の対象外のため、その建築に建築する建築物が基準に適合しているかどうかの確認ですから、”確認”がおりることになります。

極端なことを言えば、他人の敷地で建築確認を得ることも可能です。
そうしたところで、他法令に違反することになるので、あり得ない事例ではあるんですけどね!

Q.長年、放置された土地だったら、他人に建築されてしまうこともあり得るということ?

A そうならないように、一般的には設計を担当する建築士が確認します。

建築基準法の規定とは別に、所有権関係と敷地形態などの確認は要チェックです。
後々、トラブルのもとになるようなことは事前に回避します。

なお、チェックに当たって特に注意すべき点は、隣接敷地における過去の建築確認申請敷地です。
隣地の建築確認申請上の敷地設定については、建築計画概要書で確認することができますが、敷地を共有している場合は、他の建築物を不適合(違反建築物)にしてしまう恐れがあります。

なお、自治体によっては、公図等の添付を求めていて、それで公図上の面積と配置図、現地が適合しているかを確認している場合もあります。

あくまでも行政指導の範囲なので、民間主事がどうなっているのかは不明です・・・

まとめ

建築確認に関して記事にしました!

繰り返しとなりますが、建築確認申請は、確認であって許可ではないということです。
許可ではないことから、法に適合していることの確認を行なっているに過ぎず、本来、制限されていることを解除する許可ではないです。

ということで以上です。皆さまの参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。






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