「購入を検討している家具や家電があるけど、あの部屋に配置するとどんな感じかな?」
「何畳や何㎡と言われても分からないし、どうやって家具の配置を検討すればいいの?」
一戸建ての住宅やマンションの購入、賃貸住宅でも家具選びってとっても悩みますよね。
一生に一度の買い物にあわせて購入しますから、とても慎重になります。
それなのに購入したら、イメージと実際に配置したものとは異なってしまうことがあります。
その原因は、間取りイメージと家具サイズ感の空間把握ができていないからです。
時間や費用をかけられる方なら「建築模型」や「イメージパース」の作成をオススメしていますが、費用をかけらないし時間もないという方のために、「三角スケール」を活用する方法を紹介します。
こんにちは。建築士のヤマけんです。
私自身も家具にはこだわる方です。
だから、家具のサイズを間違えたときのショックといえば悲しいものです。
そういった方を少なくするために、建築士ならではの方法をお伝えします。
三角スケール・コンベックスを家具選びに活用
三角スケールを簡単にいうと「縮尺定規」のことです。
写真のように、ある縮尺の場合の長さを測ることができます。
建築の図面は、一般的な定規(100分の1)で測れないで、50分の1や200分の1などのケースがあったりします。
そのため、建築士は必ず「三角スケール」を携帯しているものの一つとなっています。
間取り図面が100分の1以外(50分の1など)ですと、図面上での任意の長さを測ることができますから、例えばソファーの長さが○㎝となっていれば、図面上で長さをあててみるとサイズ感が分かります。
三角スケール自体は、そんなに価格も高くはないので、是非購入しておいた方が良い商品です。
図面上にあてて長さを測るのも重要ですが、実際に図面に書いてみることをオススメしています。
間取り図に線をひいてみると、「あっ、こんな感じなのか」と分かります。
その際の注意点としては、図面上で適度な空間(距離)があったとしても、実際の空間は異なることです。
どういうことかというと、例えば図面上で70㎝とあると適度な空間(距離)があるように思うんですが、実際に自分ひとりが通れるくらいです。
想像すると「狭い」と感じるはずです。
そのため、重要なのがメジャーでもいいですが、「コンベックス」です。
家具と壁や窓との距離を「コンベックス」で測ってみると実際の空き空間(距離)が分かるので、家具のサイズ選びにはとても重宝するツールです。
ということで二つのツールを紹介しましたが、一番重要なことは楽しむことです。
イメージを膨らまして、自分が快適に使用できている姿を想像できるかも考えてみましょう!
是非、イメージを膨らませながら家具選びをしてみてください。
その際には、「三角スケール」と「コンベックス」を用いてみましょう!!
ちなみ上記二つの商品ですが、Amazonでももちろん取り扱っていますし、東急ハンズでも売っています。
わざわざ購入しに行ってまで買うのが手間という方はネットで購入しましょう!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!