こんにちは!やまけん(@yama_architect)といいます^ ^
YamakenBlogでは、建築や都市計画、不動産に関して業務に役立つ豆知識を発信しています♪
先日、国土交通省から今後の河川整備・治水計画に関する重要な情報が公表されました。それが、こちらです。
例えば、都内の場合ですと、地球温暖化が進むと最悪のシナリオで現在の降雨量が1.3倍になり、洪水発生頻度が約4倍(4℃上昇・短時間の場合)になるらしいです。
この提言を踏まえて、今後、河川整備の方針となる「河川整備計画」の見直しが全国で進むことが考えられます。
つまり、不動産取引で重要な洪水浸水想定区域(ハザードマップ)のエリアが変わるということ。現在でも都市部では大きく浸水エリアが多いと思いますが、これまで以上に浸水エリアが広がるということです。
・・・う〜ん、どうするんだろ。
どの首長もハザードエリア外に都市機能を遷都します!!と公表しているところはないし、水害を受けるものと前提としたまちづくりを止めると公言している都市もないから、安全なところは高台の切土地盤くらいかも・・・
とはいえ、この気温上昇シナリオは21世紀末の予想
このままシナリオどおりいくのかな??と疑問に思っている方もいますよね
・・・実は、人類史と地球史では次元が違いすぎて怪しいんじゃない?と思っと
というのも、太陽と地球と月の関係で絶妙な関係性で奇跡的な星である地球が、平均気温数℃変わるって誤差の範囲じゃないの?と単純に思っちゃう。
この議論は温暖化否定派と肯定派で意見が別れているので、わたしからは「これが正解だ!!」なんて言えないけど、一つ言えるのは、もっと温暖化するかもしれないし、しないかもしれない。
ちなみにですが、近年、太陽活動(黒点数)が弱まっていることが分かっているので、これからどうなるのかは誰も分からないというのが答えのような気がします。
>>太陽黒点相対数の推移 http://www.sidc.be/silso/monthlyssnplot
それに、国内のほとんどの都市の歴史はたったの数百年程度です。京都や奈良が数年年以上ですが、それ以外の都市は戦国時代から江戸時代頃に形付けられたようなものですからね〜
つまり、リスクがある都市は、何重にも保険(バリア)をかけておかないと、たった一つの災害で街ごと崩壊する可能性があるんじゃない?って話です。
生命保険や損害保険には入るけど、都市の防御壁整備に税金が無駄に使われるから意味ない!!って言う人はもちろん保険には入ってないんよね?
いろんなリスクがある中で防ぐことができるものならば、やっぱり防ぎたいし、将来の人達のために安全な街にしてあげたい。これが都市計画の本質じゃないかな〜
令和3年度から本格的に防災指針の策定(コンパクトシティの形成を推進する立地適正化計画に防災上の配慮を求めるもの)が進められますけど、より安全側に配慮して都市計画を考える必要がありそうです。
>>参考記事:【防災指針の作成方法】”コンパクトシティ+防災”を解説(コンサルさんは読まないで!)
それではまた〜♪