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【建築法規本】そぞろさんの「住宅設計のための建築法規」のレビュー

この記事では、そぞろさん@sozooro)から恵贈いただいた「用途と規模で逆引き! 住宅設計のための建築法規」をレビューしています。

本当はもっと早く書きたかったのですが、言い訳すると少し仕事が忙しく書く時間が確保できませんでした。ということで、勝手ながらレビューしたので、ご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

こんにちは。やまけん(@yama_architect)です^ ^
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こんな人におすすめ

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タイトルにもあるとおり「住宅設計のための建築法規」を分かりやすく・かつ丁寧に解説している書籍です。

特に国内の建築確認申請件数で割合が高い住宅(戸建て、長屋、3階以下の共同住宅・寄宿舎)に特化して解説している点となります。

わたしのブログを読んでいる建築士の皆さんも「住宅設計」がメインだよって方、多いんじゃないかな〜って思います。

まず、そのような方で、これから建築確認申請業務や建築確認申請に必要な敷地調査などの業務をされる方は絶対買った方がいいと思います。

というのも、業務に必要な知識が一冊につまっているからです。

この内容を教えて覚えてもらうのって、最低でも3ヶ月くらいはかかりそうだし、事前にこういった書籍を読んでもらえると指導する側としてはめちゃくちゃ助かると思う(汗)。

と、個人的な感想は置いておいて、この本の建築物の適用範囲は、次のとおりです

書籍の適用範囲
  • 住宅用途(一戸建て住宅、長屋、共同住宅、寄宿舎)
  • 階数3階以下
  • 延べ面積1,000㎡以下
  • 最高高さ13m以下、最高軒高9m以下

現在の建築法規の課題として“建築基準法の全てを読まないと、その建築物にどの法規が適用されるか分からない”という点、、、。確かに、ある程度、建築基準法の全体像やそれぞれの本文の主旨などを理解していないと設計も審査もできないのが建築法規の課題ですよね。

そのため、建築物の階数・面積などから適用を受ける規制を逆引可能な「逆引き表」を作成したというのが今回の書籍の注目するべきポイントになっています。

住宅すべてに適用される法規が一覧になっているのが特徴的で、一戸建て住宅、長屋、共同住宅(3階以下)、共同住宅(2階以下)、寄宿舎(3階以下)、寄宿舎(2階以下)の床面積(1,000㎡以下)で適用される法規が分かるのが小規模建築物や戸建住宅・長屋の設計をされている方にはおすすめできる〜って思いました。

読み進めていくと、私の好きな言葉がありました。

「法文は、普遍です。法文を根拠にして話をすれば、あなたがどんなに若くても経験が浅くても、相手がどんなにベテランでも、対等に話ができます。」

ホントそのとおりだなぁーと思います。

わたしも20代の頃は、建築法規相談で設計者相手に話していても、結果的に「上司に一応確認して」なんて言われることが多くて、「腹たつーーー笑」って何度も思ったけど、どのような法文も確実に理解して説明できるようになるにつれて、小馬鹿にされるようなこともなくなったように思います。

法で治めている国の特権ですね。法を覚えれば若くても対等に話ができる武器です。
だから、わたしは、若い子はまずは法律を覚えよっていつも言っています。

その他のおすすめポイント

普段から建築MEMOなどの図解ばかりで法文の読み方は全くダメ・・・建築士の法規勉強も苦手って方は、法文の読み方を理解できるようになると思います(導入として最適!)。

また、4号特例における法令適用の有無(審査対象か省略かなど)を確認できるのも、4号住宅設計を行うことが多い方にはおすすめできます。

加えて、多くの初心者設計者が悩む「軽微な変更の範囲」も書いているので、めっちゃ親切です。

(わたしには書けない細部まで記載されているので、すごいなぁ〜と尊敬)

その他、用途地域や防火地域などの区域が敷地をまたがる場合の取り扱いについても触れている点は、初心者の設計者には貴重なデータであると思いますし、戸建て住宅設計がメインの方が悩まれる「排煙設備」について、戸建てや長屋における無窓解除の考え方や排煙検討時の注意点、店舗併用住宅などにも触れられており、とにかく丁寧に書かれている。

不動産事業を営まれている方でこれから、建築士を受験しようと考えている方や、現在、建築士勉強をされている方にもおすすめできると思います。

それから、苦手な人が多いと考えられる既存不適格の緩和(構造耐力など)についても書かれているので、既存不適格の遡及適用の範囲がマジわからん!とか、既存不適格建築物について補足的に勉強していきたい!という方にもおすすめできますね。

補足情報

書籍では、「建築物の防火避難規定の解説2016(第2版)」「建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例 2017年度版」の○ページという風に紹介されているので、建築士の方でまだ持ってないよ〜という方は、一緒に購入することが望ましいですね。

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建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例 2017年度版
編集:日本建築行政会議,発行:一般財団法人建築行政情報センター

まとめ

ちょっと、ずらずらと書いてしまいすみません。

住宅(店舗併用を含む)をメインに設計をされている方や確認審査を担当している方建築士の法規勉強をしている方におすすめできます。

また、宅建士の勉強をされている方にもおすすめできるので、不動産事業の関係者の方にもメリットあると思います。

あらためて、こちらの本が適用対象としている範囲です。
ちゃんと確認してから購入してくださいね。

  • 住宅用途(一戸建て住宅、長屋、共同住宅、寄宿舎)
  • 階数3階以下
  • 延べ面積1,000㎡以下
  • 最高高さ13m以下、最高軒高9m以下
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約250ページの知識量を税別2800円で購入できるのは、とってもお得だと思いましたよ〜!


ということで以上となります。
こちらの記事が、そぞろさんの書籍購入を検討する際の参考になれば幸いです。

最後に「そぞろさん」書籍送ってくれてありがとうございました〜〜!