政令・省令・告示の改正案や新たなルールに関して、論理的におかしい(めちゃ賛同する!!)と思うところがあれば、ぜったいに意見した方がいいです!!
どうも。やまけんです。
元公務員である私も、国や自治体が所有しているルールに関して改正する際や、新たにルールを設けなければならない場合に、必ず実施しなければならないパブリックコメント(行政手続法による行為)に幾度も携わったことがあります。
国や自治体が何かしらのルールを変更する場合には、あらかじめ有識者会議や第三者機関での検討などが行われた後に考え方が整理されて、パブリックコメントが実施されるルールとなっています。
民主主義的ですよね。これがある日本は良い国だと思います・・・
(意見する機会が少ない国や全く機会が無い国では、国のいいなりということ。恐怖ですよね。)
一般的には、〇〇のようにルールを変更したい場合に行政が”形式的”に実施するものと捉えられがちですが、実際は違います。
本当に違います。
行政も機能は万全ではありません。なぜ、そうした改正をしたいのか。合理的な理由が乏しいケースもありますし、非合理的な施策が実施される可能性も十分にあります。
有識者会議でまとめられる内容が社会の現場の声を確実に反映したものではない可能性もありますし、間違っていることだってあります。
てか、なんでこんな改正!?(背後に誰かいない?って都市伝説的に考える人もいそうですよね。)
だからこそ、パブリックコメントのときに、おかしいと思う改正案や理解に苦しむルール案だなと思ったら、遠慮なく論理的に意見すればいいと考えています。
逆に、賛同できる内容であれば、肯定する意見もありですね。
(わたしが公務員のときは、肯定意見があると「うれしい」と思ったことがなん度もあります。)
という私も、論理的欠如・非合理的な案に対しては遠慮なく意見するようにしています。
そうしたパブコメの意見の中には、行政組織や研究組織しか分からない人にとっては、新たな気づきになることもありますし、時には間違いに気づくこともあります。
逆にパブコメに対して意見が少ないと、国民・市民はどうでもいいんだなーって思ってしまい、意見に対して真剣に向き合おうとする行政人も少なくなります。
だかこそら、行政と国民が対等に議論する場としてもパブコメが大事になると思います。
もちろん、意見の中には、感情的なものやパブコメと関係性が著しく低い意見。自分の価値観のみに偏った意見など、とてもとても意見とは言えないものをありますが…
建築や都市計画に関しては、現場のプロが意見するかたちになりますよね。現場の専門職が机上の専門職に対して意見することになるので、とても大事でしょーと思いますね。
ですので、日頃からわたしのブログを読まれている知識人の方は、意見してみてはどうかなと思います。
これから令和4年建築基準法改正に関係しては、令和5年改正・6年改正・7年改正と毎年のように法の部分施行に合わせて関連した政令・省令・告示の改正案に対するパブコメが複数回実施されると思いますから、意見してみてはどうでしょうか。
意見する際の注意事項として、必ず次の事項を守ってくださると行政の方も意見を汲み取りやすくなります。
- 論理的になるべく数字等を入れる(多い・低い・小さい・大きいはなるべく使わない)
- 意見に対する根拠を必ず明記する(根拠が無いと、「あなたの感想ですよね」となります)
- 感情論的意見は厳禁(まず、意見として捉えれません)
- 言葉づかいは丁寧に(評論家目線やタメ口文章は嫌われます。)
- パブコメと関係のない意見(意見できるのは関係のある内容のみ)
ということで以上となります。
みんなでより良い社会・都市をつくるために社会のルールに対して意見しましょう〜