先月末(2024年5月31日)、国土交通省から「全国道路基盤地図等データベース」の一般公開を開始したとする発表がありました。
「全国道路基盤地図等データーベース」は、直轄国道等の道路基盤地図情報及び道路台帳附図(=道路法第28条の道路台帳のこと。誰もが閲覧できるものです。)のデータを一元的に管理するデータベースのことです。
下図(地図)が「国土地理院地図(地理院タイル)」であるのが特徴です。また、その下図と道路平面図を重ねて閲覧することできるため、道路の範囲や延長、道路管理区域などを確認することが可能となっています。
つまり、建築計画や不動産取引で必須の道路範囲の確認が楽になるということです。
道路管理区域が分かるとどのようなメリットがあるの!?
報道発表・公表URL
>>>国土交通省(全国道路基盤地図等データベースの公開開始)
建築計画時における道路幅員(道路管理区域の範囲)を簡単に把握することが可能になります。
国道(直轄事務所が管理する国道に限る)に面する敷地で建築計画を起こす場合には、あらかじめ直轄国道事務所の窓口に伺って前面道路の幅員の確認を行う必要があります。
通常は公図と現場と台帳を照らして道路形状を「配置図」に記載しますが、今回のデータベースによりGIS上で道路平面図を閲覧可能ですので、直轄事務所に伺う必要性が低くことが考えられます。
※閲覧は無料。道路台帳付図の利用は有料です。
※不動産取引時の重要事項説明にも対応可能です。