この記事では、建物高さ制限の一つである「道路斜線制限」に”歩道”は含まれるのか。という疑問に答えています。
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道路斜線制限に歩道は含まれる
道路斜線制限を検討する際に道路幅員に歩道が含まれるかどうかがポイントです。
通常、道路管理区域とは、「車道+歩道+側溝+法面等」で構成されます。
特に道路法上の道路(市区町村道や都道府県道)については、このように構成されているため、歩道であれば道路管理区域に含まれます。
次のように道路斜線制限を検討してOKです。
歩行者専用道路も道路斜線制限が適用?
歩行者専用道路であっても建築基準法上の道路であれば道路斜線制限が適用されます。
通常、歩行者専用道路は道路法上の道路(市区村長)に指定されています。
これに加えて道路幅員(=道路管理区域)として4m以上を有していれば、建築基準法第42条第1項第一号道路となります。
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