今回は会津若松市にある国指定重要文化財にもなっている栄螺堂(さざえ堂)です٩( ‘ω’ )و
以前、「ブラタモリ」でも紹介されてさらに有名になりました。
この建物、大学の教科書で若干触れたくらいでしたが、1797年ごろに建築されたとされており、非常に珍しい建物内が二重螺旋構造となっているんです! 太鼓橋が二重螺旋をつなぐ構造の寺社建築を”体験”しようとしたら、ここの会津にしかありません。
なお、二重螺旋のため、登る人と降りる人は絶対に交錯しません。
補足説明
江戸時代の建築は、畿内では中井家、江戸では平内家などが建築技術を支えていたようです。
特に江戸時代の幕府棟梁の平内家に伝わった「匠明」は大工技術書としてとても有名です。匠明とは木割書と称されているくらいで、木の部材寸法等を決定する体系書です。
現代でいう標準設計図集?みたいなものでしょうか。
書としては、門記集・社記集・塔記集・堂記集・殿屋集に分かれています。江戸時代に木版による刊行が進み、広く建築技術が地方に広まったようです。
建築自体に興味がない方でも会津観光のついでに立ち寄ってはいかがでしょうか。飯盛山に行くついでにちょっと寄れば見ることができます。
(写真は、雪が降る前に撮影したものです)
○ついでに立ち寄りたいところ。
会津といえば味噌田楽です。
会津満田屋さんの味噌田楽を頂くと遠くまで来てよかったなと思います・・・笑
まとめ
今回は、寺社建築でも珍しい「旧政宗寺三匝堂(さざえ堂)」を紹介しました。内部に立ち入ることができて、かつ江戸時代の頃の建築物を見学することができる施設はとても貴重だと思いますので、これからも末長く保存していって欲しいです。