【最多価格帯とは?】分譲地やマンションの購入際の留意点

  • この記事では、最多価格帯を知ることを目的に簡単に解説しています。
  • 宅地分譲販売やマンション販売などの不動産の広告に表示さているものですが、なんとなく理解していると、実際に相談に行くと、思っていた価格と異なるということがよくあります。そのような事にならないよう最多価格帯を理解しましょう!

こんにちは!やまけん(@yama_architect)です。
建築や都市計画に関する業務経験を活かして建築士や宅建士の業務に役立つ情報を発信しています。
今回は、土地やマンションの購入を検討されている方向けの記事となります。




最多価格帯とは

不動産の広告において、全ての販売価格を表示することが困難な場合には、最多価格帯というものが表示される規定になっています。(※出典:不動産公正取引協議会連合会
※最多価格帯以外にも、1戸当たりの最低価格、最高価格、最多価格帯に属する住戸数が表示

【第1条 用語の定義(最多価格帯)】
売買に係る物件の価格を100万円刻みでみたときに最も物件数が多い価格帯又は価格が著しく高額である等これによることが適当でないと認められる場合において、任意に区分した価格帯でみたときに物件数が最も多い価格帯をいう。

不動産の表示に関する公正競争規約施行規則(平成14年12月26日公正取引委員会承認第199号 最終変更:平成27年12月4日)※出典:不動産公正取引協議会連合会

上記のように規定されています。

例えば、30戸数の販売があり、そのうち、16戸が4,500万円、14戸が5,000万円だとすると、最多価格帯は4,500万円になります。

数学では、MODE(モード:最頻値)と定義されるもののことです。

Excelでも「MODE」は簡単に計算できるようになっています。

このMODEについては、販売数の総数と価格帯の関係により、最多価格帯が変わってきますので、この最多価格帯以外の価格(特に最多価格帯より上の価格)に差があることを理解しておく必要があります。

例えば、以下のような5階建の新築分譲マンションの販売が予定されているとします。

5F:4,500 4,500 5,000
4F:4,300 4,300 5,000
3F:4,100 4,100 4,500
2F:3,900 3,900 4,500
1F:ロビー 3,500 4,000

※単位:万円

この場合、全ての住戸を一度に販売すると、最多価格帯は4,500万円(4戸)になります。
最多価格帯より高いのは5,000万円が2戸、低いのは3,500〜4,300万円(8戸)となります。

しかしながら、仮に1期分譲として、1階と2階の区割りで販売すると、最多価格帯は3,900万円(2戸)になります。

このように、”任意に区分した価格帯”によって、最多価格帯が変わります

ですので、広告に全ての販売価格が掲載されていない場合、予算内に購入できる戸数がいくつあるか確認したい場合には、直接、販売者に問い合わせるしかありません。

なお、販売戸数(区画数)が10戸(区画)未満の場合には、最多価格の表示を省略することができる規定となっています。

補足:分譲マンションや土地購入に悩んだら

より多くのサイトをみて、比較することが第一です。現在は、どこの企業でも広告に力を入れていますので、比較的、価格面などは判断しやすいかもしれません。取扱量が多い不動産紹介サイトを閲覧してみて、自身が探している床面積や規模などを比較してみましょう!

まとめ

簡単に「最多価格帯」についてまとめました。参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。