こんにちは。建築士のやまけんです!!
学生で将来、建築士事務所に勤めたい人、建築士事務所に勤めたばかりの人には、もってこいの書籍を発見しました。
おすすめできる対象者
特に、建築士事務所に漠然と入所した人にはおすすめです。
将来、建築士として生計を立てたいと考えている方には、建築士の仕事内容が手に取るようにわかるようになっています。
建築士事務所は建築設計・監理するだけのところと思ったら大きな間違いですから、こういった書籍を読んで、自分の理想とどれだけ乖離しているのか知ることも重要かと思います。
その上で、建築士を志すといいのかな。
また、建築士事務所に勤めて長い方や、改めて建築士事務所の仕事内容を確認する上ではベテランの方でも重宝するのではないでしょうか。
本当に分かりやすく書かれていますし、今更聞けないことも書いてありますので、個人の設計事務所の方は1冊くらい持っていても良いかもしれません。
書籍のツボなところ
私としては、施主の散らかり具合を確認するに、お宅に訪問するというのは”笑”でした。
だいたい、カフェや事務所で打ち合わせするものですからねー、施主が片付けられない人かどうかは分からないものです。
確かに、散らかっている家は、新居に引っ越ししたからと言って、急に片付け上手になるわけでもないでしょうし、収納規模の大きさに比例して、物が増えると考えるべきなので・・・
解決策は、収納アドバイザーも建築士事務所がやると良いかもしれないですね。
設計業務だけで食べていくのは、結構きつい面があるので、収益アップにつながりそうだし、なりより、顧客のためになりそう。
書籍を読んで思うこと
ちなみ、建築士事務所を開設するには、管理建築士を置く必要があり、管理建築士になるには、建築士事務所で3年以上の実務経験が必要になります。
こういう書籍を読むと思うんです。
3年以上の実務経験はいらない。もう不要な規定でしょ。管理建築士になるための技術講習を行えれば十分だと思います。だって、3年以上が必要とされたのは、情報化社会以前の数十年前の話ですよね。
それだって、先人からの知識を正しく使用できない人は建築的にOUTなわけですから、今は、先人の知恵や技術の情報すぐに入手できるので、数少ない先人に知恵を聞くよりも、多くの情報に触れた方がより良い建築を世の中に提供できる可能性の方が高いかもしれない・・・
結局は、情報により得た技術を使う側にかかっているということです。つまり、3年以上とする実務経験は、現代においては不要になっているということ。
この規定が変われば、建築士事務所を開設する人が増えて、これまでの小さなコミュニティーで繰り広げられる自分正義の建築思考を振りかざす人が減るんじゃないかなと・・・それに、事務所が増えれば、競争が生まれるので、この停滞した感が高い建築業界には必要だと思います。
あと、次の世代のためになる建築物が世に生まれる可能性が高まるんじゃないかな。
いきなり経営者になって何が悪いと思っている若者は相当数いると思いますけどね。人から教えられることが全てではないですからね。
多分、私のこの思いを分かってくれる人、結構いるんじゃないかなー。笑
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。