都市のブランド力を上げるには「都市景観」は大切ですよ。

こんにちは。建築士のやまけんです。^ ^

宮城県にある女川町は知っていますか?
東日本大震災の記憶がある方はご存知かもしれませんが、震災前から漁業の町として栄えていた湊町です。

宮城県の石巻市からは比較的近い距離にあるんですが、仙台からは結構遠く(だいたい2時間)、というか東京(関東)からも当然ながら遠いです。笑

新幹線ならまだいいんですが、車では結構きついかも・・・

でもですねー、行く意味はあると思います。

理由としては、この女川町の中心市街地は、都市景観として美しいからです。
感性は人それぞれだとは思いますが、圧倒的に「綺麗だな」・「この町いいな」が多いと思います。

「いいな」と思うのは、「自分が住んでいるところにもこういった景観があるといいな」とか、「もし、自分が自由になれるなら、住んでみたいな」、とかだと思います。
要は形成された都市景観が、「女川町」という土地に興味を持ってもらう機会を得ることに成功しているんですね。

シティセールスとしても成功しているということです。

まぁそれだけ、「都市景観」というものは、都市ブランドを構築するステータスの一つとなっていることです。

「都市景観大賞」を取った「女川駅前レンガみち周辺地区」

ここの都市景観の良さは、駅と海をつなぐ「通路」と統一されたデザインの建築物がバランスよく配置されているところです。

そして、「通路」のポテンシャルを最大限に引き出す店舗が複数入っていることで、一体的な賑わい空間をつくり出すことに成功しています。

通路や照明などのハード整備だけではなくて、個店の魅力を引き出せるかが重要性かということです。
わたしが批評するのも申し訳ないのですが、ハード整備だけで終わらせていない点としては、素晴らしいのではないでしょうか。

実際、各お店の料理は美味しいので、実際に行ってみて食べてみるといいと思います^ ^

話は戻りますが、通常の既成市街地でここまでやる(街区整備すること)のは、相当の労力を要しますので、ここまで大胆に街区を整理することができたのは、震災があったとはいえ、関係者の努力の結晶でしょうね。

JR女川駅も魅力を形成している

JR女川駅の駅舎の設計は、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した坂茂氏が手掛けたものですので、駅舎だけを見に行ったとしても、行く価値は十分にあると思います。

駅前が賑わうにつれ、JR女川駅利用者数が増加

人口は減少しているものの、JR女川駅の利用者は近年伸びているようです。

1日あたりの平均乗車人数は、平成27年度の172人から平成29年度は222人と、1日あたり平均で50人も増やしているんですよね。(施設のオープンは平成28年12月)

1時間に1本程度の路線なのに、それを1日平均で50人も増やしてます。
ただし、定期利用者が増えているので、現時点では駅周辺への人口誘導(宅地整備による)の成果と考えるのが妥当かと考えられます。

年度 1日平均乗車人数
(  )が定期外
平成27年度 172人(105人)
平成28年度 206人(112人)
平成29年度 222人(116人)

※出典:JR東日本

とはいえ、こういった都市の魅力を向上させる都市空間が形成され、周辺に居住しようと考えた方も少なからずいると思いますので、定期外が増えていないから、うまくいってないと判断することは、現時的ではできないと思います。
今後、移住者が増えていく可能性だってありますからね。(今後に期待)


終わりに

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
比較的、松島にも近いですので、仙台付近まで足を運んだ際には、「女川」まで足を運んでみてください。

では、また〜〜 (=^・^=)