宮城県美術館といえば「前川國男」氏ですよね。建築を勉強された方なら知っていますよね。
次の本を読めば「前川國男」氏という日本の建築に多大な貢献をされた人物がわかります。
建築年は1981年と晩年の作品であるものの、「ル・コルビュジエ」の影響を受けながらも、戦時中や戦後における建築設計を経て、世の中に良いものを残したと願った前川氏の”色”が出ている作品だと思います。
建築を勉強している方には結構おすすめです。
美術館だからこそ出来た大空間設計と言われればそれまでですが、上記の本を読んだあとに、「前川國男」氏が携わった作品を見るとちょっと違って見えます。
建築概要
・竣工:1981年(昭和56年)
・階数:地上2階、地下1階
・構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
・延床面積:12,179.71㎡
・建築面積:5,915.00㎡
・設計:前川國男建築設計事務所
ちなみに、佐藤忠良記念館が併設されており、こちらは、大宇根・江平建築事務所にて設計されています。
*本館は中央、向かって左側が佐藤忠良記念館
*本館入り口
*入口部分のピロティによる回廊と中庭
ル・コルビュジエの影響を受けてますねー、しかしながら、日本にはこういう回廊や大規模な中庭がある建築作品が少ないので、是非将来にわたって残してもらいたいですね。
*本館内部はメンテナンスが行き届いており、とても綺麗で建築物が映えます。
無駄な感じをあまり受けないのは、戦前・戦中・戦後と建築設計してきたからなのかなと勝手に思いました。
なんとなーく、つくりが国立西洋美術館に似ている気がします。やはり師匠の影響でしょうか・・・
また、内部には、展示室だけでなく、創作室や講堂、カフェスペースもあり、賑わっている感じです。
*宮城県美術館で配布しているマップガイドです。
2019年の一級建築士製図試験の参考になるかもと思います。
ない、「前川國男」氏のお名前は少しだけ掲載されてました。建築家として日本に貢献された方なのでもう少し分かるようにしても良いかと・・・
*美術館の全体マップ
☑️宮城県美術館へのアクセス
→https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/information-information-02.html(外部リンク)
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。