今回は、書籍の紹介です。
こんにちは!!建築士のYAMAKEN(やまけん)です。
近年、求めれる注文住宅も変化してきていると感じています。
「平屋って住みやすそうだよね」
「でも、平屋って高そう」
「老後は2階なんて上がれないから平屋がいい」 ・・・etc
といった具合に、平屋肯定者が増えてきているなーというのが実感です。
それこそ、以前(私が生まれた頃:30年前)は2階建てのマイホームを建築することが一家の幸せみたいな考えの方が多い傾向にあったと思います。
当時は、多世代同居が当たり前だったので、平屋で建築するためには、敷地を多く確保する必要があったため、郊外が多い傾向にあったはずです。
でも、最近は違ってきているようですね。
なぜなら、高齢者が圧倒的に増えてきているから。
それから、ゆとりある空間で生活したいと考えている方が増えてきているからです。
このことについては、私個人が仕事を行なってきている中で感じていることですので、一概に正しいとは言えませんが、間違ってはいないはずです。
そのため、「平屋」という選択をされる方が増えてきているのだと思います。
今回紹介する書籍(建築知識2019年9月号)ですが、建築士向けではあるものの、これから注文住宅をつくりたいと考えている建築主の方には必見となっています。
この書籍を読んでから、構造・階数、間取りなど、住宅のプランニングを行なっていった方がいいと思います。
間違いなく”買いです”
一般的な書店は置いてない場合が多く、専門書を扱っているところで販売されているので、購入するまでの移動手段が大変な方は、Aamazonさんを使いましょう。
ちなみ、本の内容の事については話すことができませんが、一点だけ、建築士の視点としてお伝えしたいのは、「廊下は不要」であるという考え方です。
常々、このサイトでも廊下はいらないのではないかという発言を行なっておりますが、”廊下”ほど、無駄な空間になるものはないですね。
特にご高齢の方で、規模を大きくしたくない方はできる限り、廊下を少なくして、移動距離を短縮させ、住宅空間を一体的に利用できるようにした方がいいですね。
そのほか、個人的には、天井に高低差(高い空間はリビング、低い空間は寝室・書斎)をつけたり、中庭を設けることが良いと考えています。
これからの時代、ますます高齢化と世帯当たりの人員が減っていくこで、”一人当たりの床面積を多く確保してゆとりある生活”を送るか、ミニマリストのように”必要最小限の空間で生活”するかの二極化が進むと考えています。
その中でも、”ゆとりある生活”を送りたいと考えているのであれば、平屋という選択をお勧めします。
ということで、今回は、「建築知識(2019年9月号)」を紹介しました。
繰り返しですが、建築士向けというよりは、建築主向けと言ってもいいかもしれません。
読んでから注文住宅を考えるのと、そうではないのでは、住宅建築に対する考え方が異なってくると思いますので、あとから「こうしておけば良かった」という後悔をする前に、1680円ですから、一回の外食を我慢すればいいくらいなので、購入してみてはどうでしょうか。
それでは、またー