まちづくりにおいて、総論は賛成するのに各論は反対する。そんな思考を持った人が嫌いなのでこのような記事を書いています。わたし個人の思いなので、適当にご覧ください。
現代では、今後の急速な人口減少や長高齢社会の到来により、タイトルのあるように悩んでいる自治体が多くあると思います。
特に、一定規模の人口を有する市街地がいつくか存在している都市でその背後に山間部を抱えている市町村は、その山間部のまちづくりをどうするべきなのか真剣に悩んでいると思います。
都市全体としてコンパクトシティの政策は必要だと思うけど、自分が住む地域を衰退はさせて欲しくないので、各論としては反対する。
それって、その人のエゴだよね。
これが全国の地方都市で起きている病気だと思う。たぶん、各論反対者病が蔓延している。この思考を有する人がいる限り(絶対にいなくはならない)、自治体としては不公平感がないように仕事をすることになる。
不公平感なく仕事して、誰が喜ぶの?
何度も言われていることですが、限られた財政状況では投資する分野を絞る必要が生じてしまい、どうしても過不足が発生するのは当たり前ですから、今後、こうした悩みを抱える地域というのは爆発的に増えると思います。
その場合には撤退しかないと思う。
何も悪いことではないし、ここ100年で急速に人口が増えたんだから、計画的に撤退することは仕方のないことです。言葉が悪いかもですが、『損切り』という言葉は株式の世界では常識ですが、成長が見込めないなら、切ることも時には必要なことです。
行政の気持ちも分かります。
同じ市町村に住んでいる住民に不公平感なく行政サービスを行いたい(行わないといけないと勘違いしている)と考えているので、どうしてものかと頭を悩ませている。そうした中、地域を存続するために知恵を出し合って行動している自治体の取り組みを視察し自分達の街にも導入できないかと検討する。
けれど、無理
はっきり言うと、人口が少ない地域では”人の質”が全てです。成功しているところは努力の塊みたいな人がいます。生半可な気持ちで自分で稼いだこともない人が知恵を絞ってアイデアだけ出しても本当に意味はないし自分だけが快楽するための資料をつくって終わりです。
だからこそ、民間人の力が必要だし、自分で事業を成功させる力が必須となるのです。でもって、私としては行動して試行錯誤する以外に、地域が成長する道はないと思うのです。他力本願になっていたりすればそれこそ地域は衰退していく一方です。
現状を変えたいなら、自分で稼いで地域に還元しよう
そして、一つ考えて欲しいことがあります。
あなたが住む地域を残したい理由は何か
これを考えてみて、どこか少しでも”仕方なく”という気持ちがあるなら即刻移住した方が良いと思います。別にその考えを否定する人を無視すればいいだけだし、あなたの人生はあなたが決めればいいので、自分以外のことに左右される必要はどこにもないと思います。
どうでもいいから、自分の力で稼いだことが無い人の意見は一切聞く必要はないと思います。
申しわけないけど、一から自分の力で稼ぎ出すことをしない人が稼ぐアイデアを出する事自体に意味がないです。世の中は経済で回っているので、地域課題の9割以上は金という名の資本で解決すると私は考えています。ですから、金を生み出す仕組みを構築しない限り、必ずそのロジックは成立しないし、ボランティア疲れして終わりだと思います。
という事で反対する前に行動しよう。それだけで人生が変わります。
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