暫定2車線区間のうち優先的に4車線化を図る候補箇所が公表(2021年)されました!

国土交通省(令和3年3月5日)では、

高速道路の暫定2車線区間について、令和2年12月に閣議決定された「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」に基づき、防災・減災、国土強靭化の推進等、安全・ 安心の確保のため高速道路等の整備が示されていることを受け、財政投融資(=国債が主な財源)を活用し4車線化を優先的に図る候補区間を発表しました。

なお、国では、令和元年9月に暫定2車線区間のうち課題の大きい区間を優先整備区間(約880km)を選定しており、令和元年度は110kmを選定しています。

令和2年度については、昨年の災害をはじめ、渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案し、計14箇所86kmとなります。

つまり合計(これまでの合計)すると、約196km/約880km となります。

国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策(令和2年12月8日閣議決定)では、防災・減災、国土強靭化の推進 が掲げられています。
>>詳しくは内閣府のホームページ




令和3年度より事業着手する暫定2車線の区間

出典:国土交通省(https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001424.html

優先整備区間のうち令和2・3年度の事業候補箇所

高速道路名R2決定区間(IC~IC)R3決定区間(IC〜IC)
道東E38占冠〜トマムトマム〜十勝清水
秋田E7湯田〜横手北上西〜湯田
仙台北部E6利府しらかし台〜富谷JCT
常磐E6浪江〜南相馬相馬〜新地
磐越E49会津坂下〜西会津
西会津〜津川
三川〜安田
東海北陸E41白川郷〜五箇山
五箇山〜福光
東海環状C3土岐JCT〜可児御嵩
紀勢E42大宮大台〜紀勢大内山勢和多気〜大宮大台
舞鶴若狭E27大飯高浜〜小浜西
阪和E42印南〜みなべみなべ〜南紀田辺
山陰(安来)E9米子西〜安来
岡山E73賀陽〜有漢
米子E73蒜山〜江府江府〜溝口
徳島E32土成〜脇町
松山E56伊予〜内子五十崎
東九州自動車道E10築城〜椎田南
大分宮河内〜臼杵
高鍋=西都
鹿児島E3A美山〜伊集院
表 暫定2車線のうち令和2・3年度に事業着手するとして国土交通省が発表した高規格道路(出典:国土交通省)

補足・まとめ

暫定2車線区間の優先整備区間*出典:高速道路における安全・安心基本計画(令和元年9月:国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001229.html

これまでの高速道路は、首都圏、中部圏、近畿圏の高規格道路と、これら都市圏と政令指定都市・中核市を結ぶ道路が整備されてきており、都市間道路ネットワークの構築が目的でした。

今後は、近年の激甚化する水害や地震被害、更には将来発生することが予測されている南海トラフ地震や首都直下型地震を踏まえ、国では、災害に強い国土の強靭化を目指しています。

そのうち、高速道路については、具体的には暫定2車線となっている道路について4車線化により災害時における迂回路としての役割や都市間の機能強化による迅速な災害対応・復旧などを視野に入れているようです。

それに対面通行は事故の危険性が高いですし、一度、事故が起きれば重大な事故だったり通行止めになってしまいますから高速道路の4車線化は必要不可欠かと思います。

ですので、今後も暫定2車線区間の早期4車線化の整備が進むと予想されます。

なんといっても道路は国土を支える経済基盤の一つですから、将来のインフラ維持管理の必要性が増加したとしても、三大都市圏(首都・中部・近畿)と地方の政令指定都市・中核市を結ぶ路線の4車線化は早めに整備(もちろん耐震化は必須)することが国の経済成長、また、災害時の早期復旧につながるものと考えらえます。

ということで以上となります。
また、令和4年度が事業着手が発表されたら更新したいと思います!!

この記事は、やまけん(@yama_architect)が作成しました。
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