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ウッドデッキをDIYで費用を抑えながら簡単につくる方法【建築士が考えてみた】

先々月のことなのですが、「友人から簡単につくれるウッドデッキ設計してよ」って言われ、どうやったら建築や木材に関する知識が無い方でも簡単につくれるのかな〜〜と考えに考え、建築士らしく設計してみたので情報を提供をしたいと思います♪

また、施工方法や用意する道具についても簡単に解説しています。

これから、「ウッドデッキを自分でつくってみるんだ!!」という方の参考になれば幸いです。

ということであいさつが遅くなりました!建築士のやまけん(@yama_architect)です^ ^
YamakenBlogでは建築や都市計画、不動産に関して業務に役立つ豆知識を発信しています♪




ウッドデッキの設計図

今回設計したウッドデッキの床面積は約2.4㎡(0.7坪)です。

なるべく費用を抑えたいとのことでしたので、定期的にメンテナンスすることを考慮して、ソフトウッド材(米ヒバ)としています。また、比較的施工がしやすい工法としています。

ウッドデッキ設計図(床面積≒2.4㎡)

材料の品揃えが豊富な「木工ランド」さんから調達しました。総木材重量は約57kg(材料費(送料除く):約27,000円*調達時点)となります。

これに束石や金物、ビスなどを含めると材料費は、40,000〜45,000円程度となります。この他にDIYが初めての方は、工具が必要となります。
*工具や金物等については、後ほど紹介します。

あまり類を見ない設計かなと思います。というのもウッドデッキの多くがサンドイッチ工法を用いているからです。

基本的にビスによる接合部が多くなればなるほど施工手間が多くなり施工時間も長くなりますし、イペやウリンといったハードウッド材を使用すると全てに下穴加工が必要となるため、初心者には向いていないです。

今回、わたしにお願いしてきた方も建築等に関しては素人だったため、施工手間をなるべく少なくなるように配慮した結果が、束柱を建てずに束石(ピンコロ)間を土台材で支持する方法です。
*構造的にも床板の荷重が大引きを通して土台に垂直に掛かるため土台の材料さえしっかりしていれば安定します。

友人は、荷重とか大丈夫なの?という不安もあったようですが、たわみ量を計算すると許容範囲内でした。*床面積約2㎡ちょっとであれば、最大でも大人4人程度となりますが、それでも通常の使用において違和感を感じないたわみ量となります。

少しでもたわみが気になる場合には、大引を4箇所(スパン:400㎜未満程度)としてください。

ちなみに、友人からはソフトウッドを使用していることもあってとても施工しやすかったとのことでした〜〜(わ〜い♪笑)。

なお、この工法でハードウッドとすることも可能ですが、土台と大引との接合、土台とピンコロの接合にも木材に下穴加工が必要です。

どうやってレベル調整を行うのか?

施工前の状況

よく鋼製束(レベル調整可能なもの)で調整したり、サンドイッチ工法では束柱に固定する根太により調整しますが、今回は束石より上は固定された水平となるため、束石から下側で調整する必要があります。

逆を言うと、束石さえレベル調整を上手にすれば残りの作業でレベル調整を行う必要はないということです。

水糸を張って水平器を用いてレベル調整することになりますが、市販用の速乾性の高いモルタルを使用すればレベル調整はとても簡単です。

もし束石でレベル調整が上手くいかない場合には、基礎パッキン用の調整材(ホームセンターで手軽に手に入ります)である程度の調整が可能です。

レベル調整方法

レベル調整に必要な材料を参考までに掲載しておきます。

なお、型枠用木材や基礎パッキン・基礎パッキン用調整材、ビス等はホームセンターで手に入れるのが無難です。また、束石の基礎が土の場合には、採石を敷くようにしてください。

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ウッドデッキの製作に必要な工具

床板(米ヒバ)

ウッドデッキを製作する場合、なんといっても床板をビスで止める作業が最も時間が掛かるのですが、だからと言って下穴加工を省略すると必ず失敗します。

ソフトウッドでも下穴加工すると施工が簡単になるようです(大工さんに聞いちゃった。笑)

ですので、ウッドデッキ用ビスを打つ前に必ず下穴加工をするようにしてみてください。また、木材は気温・湿度の変化で変形するので、必ず隙間(3〜4㎜程度)を設けることが必要です。隙間に合う合板やボードを挟めて使うと施工がしやすくなると思います。

電動ドライバーですが、初心者の方が最も悩むと思います。

結論から言うとプロ用を選択して年に数回程度しか使わないのであれば「アイリスオーヤマ」さんで十分です。というのもプロ並みの力を発揮しますし、そもそもDIY程度であれば程よくマッチします。

なお、アイリスオーヤマさんでは10.8Vと18.0V(充電式ドライバドリル18V JCD25 ホワイト)の2種類を揃えており、作業効率上は18.0Vがおすすめですが、10.8Vでも十分に施工可能です。
*インパクトドライバーにする必要はなく、電動ドライバーでOKです。

材料費の合計

材料費+工具代をまとめると次のようになります。

材料名価格(税込)
木材(米ヒバ)約13,000円/㎡
*今回は約31,000円(送料込)
電動ドライバー4,507円〜(Amazon:記事執筆時点)
*アイリスオーヤマ10.8V
ウッドデッキ用ビズ2,037円(Amazon:記事執筆時点)
*φ55㎜*65㎜
下穴加工+ドリルストッパー2,860円(Amazon:記事執筆時点)
545円(Amazon:記事執筆時点)
L型金物980円(Amazon:記事執筆時点)
紙やすり1,280円(Amazon:記事執筆時点)
蜜蝋3,290円(Amazon:記事執筆時点)
ゴムプラハンマー1,680円(Amazon:記事執筆時点)
その他(モルタル、水平器など)2,000〜5,000円程度
合計約50,000〜55,000円前後

電動工具等を除けば、㎡あたり18,000円程度となります。

今回は米ヒバを利用していますが、イペやウリンなどのハードウッドを使用する場合には割高になるのと施工手間がかかりますが、長期使用やメンテナンスが苦手な方はハードウッドの選択をおすすめします。

まとめと補足

完成したウッドデッキ

ということで簡易なウッドデッキのつくり方を解説してきました。

ウッドデッキ用ビスを打つ前に数回程度練習すると作業効率が上がるようです(友人談)

今回はソフトウッド(ひのき、杉、ヒバなど)を使用したので、メンテナンスだけはしっかり行うように友人に伝えています。ソフトウッドは使用環境(日中、日が当たる時間が長い場合や野ざらしの場合)によっては数年程度しか持たないと考えられます。

長く持たせつつ、木材の風合いを楽しむ為にも定期的(月に1回程度)にサンドペーパーと蜜蝋によってメンテナンスしつつ、必要に応じてタープによってUV・雨水カットすることをおすすめしたいなと思うところです。

最後に、ウッドデッキに便利な金具を紹介します。その製品はこちらです。
トラスコさんのアイプレートですが、わたしも一度触ったことがありますが、SUS304の美しい曲線が素晴らしく惚れ惚れします(笑)。

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これがあると、タープの固定やランタンの設置も簡単に行うことができますので、2〜3個程度あると便利です。なお、ビスは径に応じて適切なものを使用してください。

ということで以上となります。ウッドデッキ製作の参考になれば幸いです。