「ウッドショック(木材動向)」と住宅着工統計の関係をリサーチしました。

こんちは。やまけん(@yama_architect)です^ ^
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木材価格の上昇がすごいことになってますよね。

これから住宅建築を予定されている方は住宅価格上昇に危機感を抱いているんじゃないかと思います・・・(価格上昇分を住宅設備のグレードを下げて対応されているんじゃないかと・・・泣)




製材の価格推移(〜2021年6月)

出典:木材製品統計・製品卸売価格(品目 規格別)(https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokuzai/

上記のグラフは農林水産省が公表している「木材製品統計」です。

見ていただくと分かりますが、「ひのき」については、2021年3月の1m3あたり87,100円から2021年6月には122,100円まで上昇(1.4倍)しています。

「米松」については、2020年9月の62,100円から94,800円まで上昇(1.5倍)しています。

「杉材」にいたっては、2020年12月の65,600円から111,800円まで上昇(1.7倍)しています。

床面積1㎡あたりの木材使用量はおよそ0.19m3(合板類を除く)とされているので、仮に床面積100㎡、約20m3の杉材を使用したとすると卸売価格で100万円も上昇することになりますから住宅販売価格にも大きく反映されることになりそうです。

このまま上昇を続けると前年度比で2倍まで向かうんじゃないかと思います。

とはいえ、シカゴ材木先物はだいぶ落ち着いて来ているというか暴落しているhttps://fortune.com/2021/07/07/lumber-prices-2021-chart-update-july-price-of-lumber-falling-wood-costs/)ので、個人的にはもう少しでアメリカ市場は落ち着く可能性はあると考えていますが日本への影響は長引くと思います。

というのも国産材の製材が急ピッチで稼働しているもののこれまで弱り切っていた状況下でいきなりフル稼働というのは厳しいですよね・・・

それに日本向けのみの供給量が回復するとする理由がないです。(他国の所得の高い国に材木が流れそうな気がする・・・)

また、住宅のみならず、家具への影響も大きくありそうです。

製材品の生産量・出荷量・在庫量

製材統計(令和3年6月)によると、「製材品の生産量・出荷量・在庫量」は、次のようになっています。

注目する点としては、「対前年同月比(%)」です。生産量及び出荷量は増加しているにも関わらず、在庫量は91.1%と前年同月を下回っている状況にあります。
製材品の在庫量については、1年間で約150m3減少しています。

年・月生産量
(単位:千m3
出荷量
(単位:千m3
在庫量
(単位:千m3
令和2年6月6756561,677
令和2年7月6516561,672
令和2年8月5846081,648
令和2年9月6466661,628
令和2年10月7257451,608
令和2年11月6877351,560
令和2年12月6736831,550
令和3年1月6186181,550
令和3年2月6626471,565
令和3年3月7817731,573
令和3年4月7887971,564
令和3年5月7387651,537
令和3年6月8038121,528
対前月比(%)108.8106.199.4
対前年同月比(%)119.0123.891.1
出典:木材統計調査・製材統計(農林水産省)_「製材品の生産量、出荷量及び在庫量」

住宅着工統計への影響

現時点では影響していないです。

住宅メーカーはある程度の在庫を確保しているようでして、そのことを反映して「住宅着工統計」における一戸建て住宅(木造・持家)の床面積あたりの工事予定額ですが、ここ1年を通じて変化していないことがわかると思います。

しかしながら、ちらほら住宅価格を値上げしないといけないといったニュースを耳にするようになったので、夏頃からの住宅着工統計に反映されるんじゃないかと思います。(*この記事は随時更新する予定です。)

出典:住宅着工統計,着工新築住宅利用関係別、構造別、建て方別(住宅の工事費),(戸数、床面積の合計、工事費予定額、1戸あたり工事費予定額、1㎡あたり工事費予定額の全国平均),*一戸建て住宅(持家)・木造

▷▷2021年6月の住宅着工統計が公表されたのでデータを更新しました。

1㎡あたりの工事費予定額は18.58万円となりましたので、先月よりも若干上昇したことになりますが、急激な上昇とはなっていない状況です。また、昨年11月以来で初となる着工戸数が2万戸を超えています。

需給バランスが崩れているのは確かなので、来月の動向にも注視した方が良さそうです。

出典:住宅着工統計,着工新築住宅利用関係別、構造別、建て方別(住宅の工事費),(戸数、床面積の合計、工事費予定額、1戸あたり工事費予定額、1㎡あたり工事費予定額の全国平均),*一戸建て住宅(持家)・木造

ちなみに、国産材の杉よりも米松の方が強度が高いため好まれる傾向にあるようですが、輸入材を調達することが難しくなっている中では、これを契機に国産材が使われるようになればいいなーと思っています。

記事は以上です。来月も統計データが公表されたら更新したいと思います。

それではまた〜〜






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