新建築2021年7月号に掲載されていた「石巻の東屋」を見学してきました!!
こんにちは。やまけんです。
普段、YamakenBlogでは、建築や都市計画、宅建に関して業務に役立つ豆知識を発信しています♪
今回は、ちょ〜久々の建築物の紹介です。
地方に伺う度に、”わたしこれ好きだな〜”って思う建築物を見に行ってます。
ではでは、今回見学してきた「石巻の東屋」の場所はこちら。
- 設計:萬代基介建築設計事務所
みなさんもご存知だと思いますが、石巻市は東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。
震災から10年以上経ってだいぶ新しい街並みが形成されたり元のような賑わいが戻ってきた感じを受けました(ちょうど12年前に石巻市に伺ったことがあるやまけんさんです。)。
以前はもっと湊町感があったのですが、現在は美しい都市というイメージです。
*ちなみに、駅前はイオンの中に役所が入っていたので、市民からしたら利便性高いし、新たに予算を投じて役所をつくるよりも民間の空いたテナントを使用するには官民連携的にも良い事例だなと思います。
さて、話を戻しまして、、、
旧北上川の河口近いところに立地していて、地域の特産品等を販売したり飲食を提供したりしている施設が河川堤防の天端と同じレベルで設計されており、同じく天端レベルに建築された東屋と一体感を形成しています。
遊歩道は部分的に工事中でしたが、多くの方がゆったりと歩けるだけのスペースが十分に確保されていて、自然との一体って感じ。
東屋ですが、単純な木構造ではなく、部分によっては木質化しているという表現が合いそうな感じです。
東屋の美しさなっている線の細さを支えているには鉄骨ということかと思います。
単純に木造にすると材料が太くなってしまって外観が無骨なイメージになると思うので、こういった線の細さをの美しさを全面に出すならこのように設計するのがいいんですよね〜〜(上から目線ですみませんww)
湿った潮風の問題で、一部カビているところがありましたが、木造としての美しさは健在でしたので、定期的にメンテナンスしたらもっと綺麗になると思う。
従来の東屋というと単純正方形の面白くない建築物が多いですよね。
ですが、この石巻の東屋は、旧北上川にひらかれていて、散歩していて休憩が楽しくなりそうな、それに加えて線の細さが優雅さと美しさが追求されていて、河川と街の一体感を構成するのに機能してる!って思います。
また、東屋からは特徴的な建築物で知られている石ノ森漫画館を望むことができます。
*石ノ森漫画館限定グッズとかあるので、多分行ったほうがいい!!笑
仙台には行くけど、石巻はちょっと遠いという方も仙台から1時間足を伸ばせば着く距離で、石ノ森漫画館とセットで行けば、損はしないように思います。
駅からも近いので、散歩にもちょうどいいと思います。
ということで以上です。それではまた〜〜!!