こんにちは。やまけん(@yama_architect)です。
YamakenBlogでは、建築や都市計画、宅建に関して業務に役立つ豆知識を発信しています♪
今回のこちらの書籍を読んだ感想です。
簡単に感想を書いているので、わたしの独断と偏見が入っておりますのであまり参考にはならないかもしれないのですが、書籍自体が高価なので恐らく購入する人はいないだろうと思って書いています。
よく、こうした都市計画や建築制度(集団規定)に関する学術研究がなされると、決まって、実務的なことを何も分かっていないと批判されることが多いのですが、確かにそのとおりで、著者名のどこにも市町村名の都市計画担当者の氏名はないし、大学教授かコンサルのどちらかしかありません。
そりゃそうですよね。だって、そうした人が書いているからww
実務を実際にされている人からしたら「理想論ばっかり書いてるな!!」と怒られると思います。
実際、わたしも実務を担当しているときは、理想論のみは機能しない都市計画や建築法制度の限界を感じてきましたのでよーく分かります。
一方で、学術研究も重要なんですよね。
市町村担当者は「論文読まな過ぎ!!」ほんと読んだ方がいい。なぜなら他市町村の動向を踏まえて学術的に仮説を持って客観的に解き明かそうとしているので、施策研究の参考になります。
何言ってのこの人??と思うような論文も多いですが、反対にとっても勉強になる論文もあります。学術研究(特に都市計画)は人によって考え方が異なるのでそこが面白いところ!!
恐らく今回の書籍、市町村さんの多くは、理想論ばかりで著者の自己満だろと言われて本棚の奥底に仕舞われているケースが大半だとは思います。
いや、ほぼ100%そうでしょう。ですが、寄稿集でもいくつか参考になるものがあるので、一度手にとっていくつかの論文を読んでみることをお勧めしたいところ。(最終的に良いも悪いも参考になるも参考にならないも決めるのは自分ですw)
個人的には、都市計画法法制の歴史や法制の経緯に関しては勉強になると思いますが、一方で、”俺的にはこうすればいいんだよ”みたいな圧倒的なお節介論文は読む必要は全くありません。
ちょっとお借りして読むくらいでよいと思います。
繰り返しですが、少し高めの書籍なので購入する前に図書館で読んでみるのがいいと思います。
ということで以上となります。参考になりましたら幸いです。