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2021年度住宅着工統計からみる建築工事価格の動向

建築着工統計(住宅着工統計)から、令和3年度(2021年度)の構造・用途別の1㎡あたりの施工単価をリサーチしました〜〜!

こんにちは!やまけん(@yama_architect)といいます^ ^
YamakenBlogでは、建築や都市計画。不動産に関して業務に役立つ豆知識を発信しています♪

1㎡あたりの施工単価を知ることで、おおよその建築工事費を掴むことができます。
例えば、木造一戸建て住宅の1㎡あたりの施工単価が30万円/㎡であれば、仮に床面積が70㎡だとすると、工事費は2,100万円となります。ここに販売に掛かる経費等を加えれば販売価格となります。

施工単価を知ると、ある程度の事業費の大枠を知ることができるので便利です。




住宅着工統計(構造・用途別の施工単価)

令和3年度(2021年度)の住宅(一戸建て住宅、分譲マンション)の1㎡あたりの建築工事予定額は次の表のとおりです。

一戸建て住宅(木造)持家の工事費予定額は、2021年度で18.7万円/㎡でした、2020年度に比べて0.2万円の上昇、2019年度に比べると0.3万円/㎡の上昇となっています。木造の他、鉄骨造、鉄筋コンクリート造についても上昇しています。

用途・構造2021年度1㎡あたりの工事費予定額(万円/㎡)2020年度1㎡あたりの工事費予定額(万円/㎡)2019年度1㎡あたりの工事費予定額(万円/㎡)
一戸建て(木造)持家18.718.518.4
一戸建て(鉄骨造)持家28.727.927.1
共同住宅(鉄筋コンクリート造)分譲26.826.425.8
長屋(木造)貸家16.4
長屋(鉄骨造)貸家22.2
共同住宅(木造)貸家17.0
共同住宅(鉄骨造)貸家25.1
出典:住宅着工統計(2021/2020/2019年度平均)

前年度である2020年度に比べて若干上昇しています。
(やっぱり、工事費は上昇を続けているんだ〜て感じ・・・、物価が上がって所得も上がればいいけど、所得が上がってないので、この上昇はあまりいいことじゃないですね。)

木造住宅自体はそれほど上がっていませんが、分譲マンションである共同住宅は前年度比で2.3%も上昇しているので、ここでもマンション価格が上昇している理由の一つが分かる。(*建築工事予定額であり販売額ではありませんので注意してください。)

ちなみに木造住宅であれば、坪単価で62万円なので、わたしの感覚では平均より少し低いかなという印象です。それでも低価格ハウスメーカーだと概ねの平均ともいえます。(*建築工事予定額であり販売額ではありませんのでご注意ください)






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ABOUT US
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YamaKen都市計画(まちづくり)を通じて都市を美しくしたい人
【資格】一級建築士、一級建築基準適合判定資格者(建築主事)、宅建士など 【実績・現在】元国と地方自治の役人:建築行政・都市計画行政・公共交通行政・まちづくりなどを10年以上経験 / 現在は、地元でまちづくり会社を運営し、都市に関わるコンサルタントや住宅設計、執筆活動を行っています。