先月Twitter界隈で話題となったAIコスプレイヤー知ってますか?
クオリティの高さにめちゃくちゃびっくりしたのですが、その画像をみて、「もしかして、都市の風景なんかも描けるのでは?」と考え、AIさんに都市を描いてもらったので、その結果をこの記事で記録しておこうと思ってこちらの書いてます。
こんにちは!
普段、このブログでは、難解な建築基準法をはじめ、都市計画法や都市再生特別措置法、宅建業法などのまちづくりに欠かすことのできない法律について、出来るだけ分かりやすく解説を行っています。建築・不動産業界の方々や、これから住宅を建築を予定されている方、店舗経営で立地戦略を検討されている方のお役に立てるはずです。
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では、本記事の本題です。
使用した画像生成AI
使用した画像生成AIは無料で使うことができる『Stable Diffusion』です。
テキストから画像を生成することができ、このテキストをを呪文(プロンプト)と呼んでいるそうです(笑)。
ホント、言葉どおりの呪文。
一文字の違いで生成される画像が全く異なります。
自分が考えた頭でイメージしそれを言語化した呪文が頭でイメージされている通りに生成されるとは限らないのが面白いところでもあり難しい部分でもあります。
呪文を入力してからの画像生成自体には、最大でも3分程度(速いのは30秒程度)なので、そこまで時間は使わないのですが、イメージどおり画像が生成されるまで何度も試行してしまうのでめちゃ時間を使います。あっという間に深夜0時をまわるので、休日前にはやらない方がいいかも。笑
呪文には、ポジティブとネガティブの両方があり、ポジティブにはイメージしたい内容を、ネガティブにはイメージして欲しくない内容を入力するだけ。
この作業だけで画像が生成されてしまうのですごいとしか言いようがないです。
画像生成にあたり使用するプログラム
『Stable Diffusion』のサイトから直接プロンプトを入力することで画像を生成することができますが、この場合、ハイクオリティの画像を生成するのが結構難しく、わたしも何度もチャレンジしてみたのですが、思ったイメージどおりにはいかなかったです。
それで使ったのが、Google先生のGoogle Colaboratoryです。
ブラウザ上でPython(プログラム)を記述、実行できるサービスで、AI画像生成であれば基本無料仕様で使うことが可能です。
具体的な使い方は、プログラム超下手くそな私よりも他の優秀な方が各々のサイトで使い方を紹介しているのでGoogle先生の検索窓で『Stable Diffusion Google Colab』で入力してみてください。
そうすると、Google Colabを使った高画質のイラストを生成方法(手順)を紹介しているブログ等を閲覧することが可能なはずです。
わたしの場合は、キャベツの人さんの動画を参考にさせてもらいました。
ではでは生成してみたAI画像の紹介です。
AIに生成してもらったクオリティの高い画像
まずは都市計画やまちづくり、建築、地方都市などの呪文を唱えてみた結果です。
普通の人間が上記の写真をイメージすることはまず難しいと思いますし、何よりも違法建築(笑)ではあるのの、仮にですが人がこちらのイメージできたとしても僅か1分程度で作成することは不可能ですよね。
上記の写真にはコンパクトシティを加えてみたのですが、細部をみると若干、変な箇所もありますが、俯瞰すると、どこかの国のある都市を描いているのかな?くらいにしか思えないのがAIのすごいところ。
欧州の旧城下町の風景なども簡単に描けてしまいます。
上記達の都市計画系のプロンプトに人を加えてみると、一気に様相がかわり、人がメインとなりつつ背景に都市的な街並みが描かれます。
さらにプロンプトに都市計画家を入れると、超イケメンが生成されます。
このようなイケメン建築士兼都市計画家がいればめちゃモテですよね・・・(笑)
こちらは2人生成されたバージョンで、呪文に2 girlなどを入れると2生成されるみたい。
AIさん的には、建築士の男女みたいな?イメージで生成してくられたのですが、このような2人の設計事務所があれば、デザイン料が「めちゃ高そう!」とイメージされちゃいそうって思ってしまいました(笑)
こちらは少し失敗したやつです。
男性と女性がそれぞれよく分からない方向を見ている…(都市の背景だけはマッチしたやつ)
こちも失敗作。
ですが、男性の目線がめちゃおもろい。笑
最後はこちら。
近代的な都市を背景に建築士を立たせてみたい呪文を唱えてみたのですが、全くの違う産物が出来てしまったやつです。
もはやFFに出てきそうなクオリティ…
補足とまとめ
すでに様々なブロガー等の方がポジティブ・ネガティブプロンプトやLoraモデルをサイト上で公表しています。
ですので、Googleで検索してみると簡単に入手できて生成することが可能となっています。
Google Colabを使う関係上、ちょっとだけ準備が複雑なのですがやってみると20分程度で準備完了することが可能です。
おそらくですが私達がイメージし得ない建築物の生成も可能なはずなので。意匠設計やインテリア設計などで新しいアイディアが欲しいときにも使えるはずです。
今後、イラスト・画像のみならず都市の個々の状況にあわせて合理的な都市計画のビジョンをつくることも可能になりそうな予感です。
いずれはAIがまちをコントロールしてくれるようになるかもしれないと思うと、わたしの仕事はもっとクリエイティブ寄りになっていかないといけないのかなーと思った次第です。(もっと、仕事を頑張らなくては…泣)
ということで以上です。興味がある方はこの週末で是非チャレンジを!