都市計画法や建築基準法を学ぶ前に読むこと理解が早まりそうな書籍を見つけました!!
それがこちら!
「いちからわかる 都市計画のキホン 改訂版(出版社 : ぎょうせい (2023/6/18) 発売日 : 2023/6/18)著者:佐々木 晶二」
著者は、国交省の都市局に在籍されていた都市計画法制度の詳しい方です。
改訂版ということなので以前から出版されていたようなのです。
私自身は知りませんでした…。
それはさておきとして、こちらの書籍の良いところをまとめてみました。
- 全てQandAで掲載されており一問一答形式で解説
- 適度にコラムが設けられており、著者の考えを知ることができる
- 都市計画の基本的な枠組みと歴史を簡単に知ることができる
*類似書籍では掲載しない若しくは玄人向け掲載。当本では適度な知識習得が可能 - 端的に都市計画制度がまとめられている(重要な事項のみ抜粋して掲載)
*宅建試験などの資格試験には最適
つまり、YamakenBlogで書いてある都市計画に関する内容を優しい口調にした上で当ブログでは解説していない密集市街地整備法や被災市街地復興特措法などを含めて短文にまとめて一つの書籍にしたかたちです。
(書籍化すると見やすく理解しやすいというのはこのことです。サイトですと、調べたい事項を検索して分かったらサイトを閉じますが、書籍ですと都市計画全般を知りたくて購入しているので理解度も離脱率も違うなーと思います。)
愚痴はさておき、結論として、次のような方におすすめできる書籍です!
特に4つに目に関しては、資格試験受験者におすすめできます。
他の書籍やサイト(私を含め)のように長い文章で解説しておらず、一問一答形式となっていることで内容が理解しやすい構成となっています。
加えて、少し知識をプラスしたいという方は書籍の途中に掲載されているブレイクタイム的なコラムを読むと満足度が上がる仕組みとなっています。
ただし、都市計画法全体を細かくカバーしているわけではないため実務向きの書籍ではありません。
なお、実務向きに著書について、開発許可手続きについては実務書が多く販売されていますが、都市計画全般については基本的な枠組みや制度の概要を伝えるのみが多い印象です。
というのも実質的に実務を行うのは市町村のため市町村で都市計画を担当した者にしか書けません。加えて建築法規を理解していないと解説がむずかしい都市計画制度が多いです。このため当運営サイトでは私の経験をもとになるべく実務に沿って解説するように心がけています。
話を戻しまして、こちらの書籍は都市計画法の枠組みや歴史、概要等をすでに理解している方にとっては満足できない書籍となっていますので、すでに歴史等をご存知の方には購入をおすすめできませんのでご注意ください。
あくでも都市計画の基本を理解するための書籍です。※基本的な内容を理解するには最適です。
それでは以上となります!
なお、当ブログでも都市計画法や都市計画法と連携したまちづくり手法である建築基準法(第3章の集団規定)の解説を行っておりますので質問箱やAIチャットご活用ください。
→資格試験(宅建士、建築士、公務員試験)で都市計画が出題される方やこれから都市計画法に関わろうとしている方