一級建築士試験における勉強のコツ[学科編]とオススメする書籍の紹介[独学者向け]

一級建築士学科試験を独学で合格したい。

絶対、独学で学科試験をパスしたいとけど、どうやって勉強すればいいの?
上記のように悩まれている方向けに勉強方法のコツを解説します。

こんにちは!やまけんです。

はじめに、私自身のことについてお話ししますと、学科試験について完全な独学として一回目で合格しています。

めちゃくちゃ勉強しましたけど、効率よく勉強すれば合格するのは簡単です。

キャリア官僚になるための試験の方が何倍も難しいと思いますし、私の知り合いにも大学や専門学校には行かずに高校卒業後に建築の業界で働きはじめ、実務経験を経て働きながら勉強して一級建築士に学科・製図試験共に合格した方もいますし、学歴は全く関係ありません。

ですので、『やる気』させあれば絶対に合格することは可能です。

ちなみに、私が合格したのは、平成26年です。
割と最近ですので、近年の出題傾向なども理解しているつもりです。
なお、製図試験も完全独学で合格していますので、私のことを気になった方は最後まで読み続けてみてください。

それでは、私自身の経験を踏まえて学科試験のコツをお伝えてしていきます。




令和元年度学科試験について(追記)

令和元年度の学科試験の結果について

令和元年度試験結果
○合格率:22.8%
○合格者数:5,729人
○合格基準点:学科Ⅰ11点、学科Ⅱ11点、学科Ⅲ16点、学科Ⅳ16点、学科Ⅴ13点
○総得点:97点

平成30年度学科試験の合格率が18.3%だったので、なんと4%(合格者も1,000人も増加)もアップしています。

世間的には、一級建築士不足もあって、合格者数も増やしているの?と思ってしまう結果ですね。

合格者数を増やすのは構わないですが、一級建築士の質を低下させないでもらいたいと多くの建築士は考えていると思います。代弁すると、むやみやたらにブランドを下げるような真似はしないでくれと思っています。

はっきり言うと、一級建築士というブランドを背負う覚悟がないと、一級建築士になることなんて不可能です。ここで諦めた方がいいです。勉強するからには記念受験にはならないよう頑張りましょう。

はじめに勉強に取り組む分野

学科は、どの分野から取り組めば良いの?と言う疑問に答えます。

学科の分野はどこから取り組めばいいのか悩みますよね。私もその一人でした。まずは、学科ごとの得点を見てみます。

各学科ごとの満点は以下の通り。

学科名 項目 満点
学科Ⅰ 計画 20点
学科Ⅱ 環境・設備 20点
学科Ⅲ 法規 30点
学科Ⅳ 構造 30点
学科Ⅴ 施工 25点

合計で125点満点です。

この5つの項目全てを取り組まなければならないのが、一級建築士の学科試験となっています。

試験時間も昼前から夕方までかかるため、ほぼ一日かかりで挑まなければならないのが辛いところです。

変ですよね。特に独学の人はどこから手をつければ良いかと真剣に悩むはずです。

そこで、どから手をつければということになりますが、ズバリ「法規」をお勧めします。

法規の勉強をすすめる理由

一つ目の理由としては、法規は、学科Ⅱの環境・設備、学科Ⅳの構造、学科Ⅴの施工の問題と関連してくるからです。
建築するということは、建築基準法に規定されていることを遵守することになるため、建築基準法を基本として各分野で問題が出題されます。

特に、構造は建築基準法から出題されていると思ってもらって良いくらいです。

また、法規を学んでおくと後々の実務において楽です。
お客さんからの相談や建築主事への相談等々・・・法規知識は建築士として最重要です。

二つ目の理由は、法規の問題は法令集に回答が記載されているからです。回答書を見ながら回答しているのと同じです。

ですので、はじめに法規を勉強しましょう。

おそらく多くの方は法律を読むのが苦手ですし、ズラズラと長ったらしい文章を理解するのも辛いでしょう。
ですが、これを乗り越えれば”楽”です。

そして、実務になった時に自然と役に立ちます。
ですから、猛烈に法規を勉強しましょう!!笑

では、次に猛烈に勉強するための勉強方法をお伝えします。

勉強方法

じゃあ、どうやって勉強するかというと『過去問』です。

いいですが、独学者が使用するのは、過去問一択です。これ以外に、効率的に合格する方法は基本的にあり得ません。
少なくとも、3回は解きましょう(簡単な問題や自分には容易だなと思った問題は2回でもOK)

毎日勉強しましょう。
勉強するときのコツは、時間ではありません。この分野からこの分野までと区切って勉強した方が良いです。

法規の場合、毎年度似たような問題が出題されますから、過去問から類似する問題をひたすら解きます。
この際のポイントしては、どの条文にどのような法令が記載されている方を認識することです。

はじめにはインデックスをつけておいても良いですが、なれてきたらとりましょう。
プロになりたいなら取りましょう。

つけているとダサいです。はっきり言ってプロじゃないです。

どこに何が書いてあるか分かるまで読みましょう。
時間ができたら、漫画や小説を読むように、法令集を読みます。

私が試験勉強の際に使用していた法令集も、現在使用している法令集も同じものです。
参考までに掲載しておきます。


基本建築関係法令集 法令編 平成31年版

注)令和2年度の試験を受けられる方は、令和2年度の法令集を購入してくださいね。

次に、過去問ですが、市販のテキストで充分です。

平成31年度版 1級建築士試験学科過去問スーパー7

上記は、総合資格学院さんの書籍ですが、過去問を掲載しているものであれば、どこの書籍でもOKです。
とにかく過去問を解くことに意味があります。

また、どうしても分からない問題については、ネットで検索するか、テキストを購入するようにしましょう。

また、書籍を選ぶ時の注意点として、解説部分が細かく、かつ理解しやすいよう記載されているかチェックしましょう。
解説を読み解くのに理解する時間がかかっては数をこなすことができません。

二つ目に取り掛かる学科は?

私がオススメする、『法規』の次に取り掛かった方が良い学科は『構造』です。

当然、建築基準法である法規の問題と関係しますし、何よりも配点が大きいからです。
30点が満点である法規と構造は、必ず高得点を取れるようにしておくべき分野です。

構造に関しては、計算問題もあるため苦手意識を持っている方がいるかもしれないですね。
ですが、構造を理解しないと、一級建築士として働くと仮定した場合、いつかは悩むときがあります。

まれに構造とは関係のない分野として働く方もいますが、試験問題に出るような最低限の知識は理解するようにしておいた方が建築業界で生きていく上では重要と私は考えております。

まぁ、構造が嫌だなと思ったら、構造は最低限の勉強に止めて、次に配点の大きい『施工』を取り組みましょう。

『構造』については、過去問だけでは理解するのが難しいという場合は無理せずテキストを利用するようにしましょう。
私のときにはありませんでしたが、現在では次のような書籍もあるようです。


一級建築士受験講座 学科IV(構造) 令和2年版

勉強時間について

私の場合、2月ごろから勉強をはじめて、毎日1〜2時間程度、過去問を解くようにしていました。

無理せず、週に1度は休息を取るようにしましたが、無意識な時間をなるべく作らないようにして、隙間時間をみつけたらとにかく勉強していましたね。

試験2ヶ月前の土日は、両日とも半日は勉強するようにしておりました。

それでも、得点は100点を超えていたので満点を取る意思がないのであれば、この程度の勉強時間でなんとかなると思われます。

とはいえ、理解力については、人それぞれですので、自分で勉強してみて、ちょっと足りないかな分かるようになってきたら、自分のペースで勉強時間を確保して集中して取り組むようにしましょう。

本記事のまとめ

ということで、一級建築士学科試験にかかる勉強のコツについて解説しました。

法規→構造→施工→計画or設備 の順に勉強していくことをおすすめします。

そして、とにかく過去問をひたすら解くことが重要です。

それでは、この記事を読んで頂けた方の合格を祈念して終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後に製図試験に関する記事のリンク先を貼っておきます。

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