和洋折衷の大規模木造建築物を学ぶには「天鏡閣」がオススメ

猪苗代湖は誰もが知ってますよね?
福島県に位置する日本で4番目に大きな湖です。
透明度の高さから、別名は「天鏡湖」と呼ばれており、今回、紹介する「天鏡閣」とも関連しています。

天鏡閣とは、大正天皇が李白の句である「明湖落天鏡」に由来して名付けたようです。
別荘から見える猪苗代湖が鏡のように見えたために名付けたんでしょう。
当時から水質は良かったんでしょうね。

と言うことで挨拶が遅れました建築士のやまけんです。^ ^

では建築的な視点から見ていきましょう。




建築物の概要


*3階部分が塔屋

・建築年:明治41年8月(1908年)
・階数:3階建(3階部分は塔屋)
・建築面積:492㎡
・延べ面積:927㎡
・高さ:17.9m
・用途:住宅(別邸)→会議室・講習会等→博物館等(現在)

国指定の重要文化財に指定されており、歴史ある大規模木造建築物として貴重な文化財となっています。

建築物等の特徴


*2階バルコニーが古代ギリシャ様式のコリント式を採用している。

大規模木造建築物であること、和洋折中方式(一部、内装はルネッサンス様式、バルコニーは古代ギリシャ様式のコリント式の取り入れ、和室が設けられている)であることがとても貴重だと思います。

そもそも、現在の建築基準法では大規模木造の場合、原則として防火被覆を行わないで建築することが不可能なので、それだけでも建築物として貴重です。(城の類と一緒ですね)

さらに、ルネッサンス風洋風建築といわれるだけあり、内装が豪華ですねー。

しかも建築年は明治41年ですから、当時の西洋文化を取り入れながらも日本の昔ながらの建築様式を取り入れる独自の建築的特徴を有していることが一番の魅力ですかね。
また、家具の調度品も豪華ですから、これだけでも一度は見てみる価値ありですね。


*シャンデリア・天井飾り、家具はとても豪華に造られている。

昭和57年に修復工事を完了されているので、内部は比較的綺麗に整っている感じです。
とはいえ、建築物はメンテナンスが非常に重要なので、特に木造の場合は雨仕舞いの処理等を確実に行っていくことが重要と考えられます。
特に窓枠などは劣化が激しいので定期的なメンテナスが重要かなと思います。


*別館は、使用人の寝泊まり用

個人的な見解ですが、この建築物だけを見るために都内などの遠方から行くにはおそらくですが、若干見劣りすると思ってしまうので、この施設だけでなく、磐梯山(猪苗代湖からみるととても綺麗ですよ!!!)やTAROカフェなどに立ち寄ってみるといいと思います^ ^

また、猪苗代湖の湖畔などは観光地化されているので、一日程度満喫するには十分だと思います。
以前、TAROカフェの記事を書いているので、こちらをご覧ください。

関連記事:冬に猪苗代(福島県)に行ったら『TARO CAFE』がオススメ!! 

 

それでは、今回以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。