【木造教会堂日本最古?】漆喰が美しい石巻ハリストス正教会のおすすめ度は?

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今回紹介する建築物は、宮城県石巻市に現存する木造教会堂です。

  • 【所在地】石巻市中瀬3番18号(石ノ森萬画館向い)
  • 【交通案内】JR石巻駅から徒歩15分
          ※車の場合には、「石巻市営立体駐車場」が近くにあるのでおすすめ。
  • 【開館時間】午前9時から正午・午後1時から午後5時(ただし11月から3月までは午後4時閉館)
  • 【休館日】火曜日(火曜日が祝日に当たるときは翌日)年末年始(12月29日から1月3日)
  • 【観覧料】無料

出典:宮城県石巻市(https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/20102500/1482/1482.html)

旧石巻ハリストス正教会教会堂は明治13年(1880年)、新田町(現在の千石町)に建設されたもので、現存する木造教会堂建築としては日本最古のものです。昭和53年の宮城県沖地震で被災したものの、「文化財として保存を」という市民の声により、現在地に移築・復元され、昭和55年に市の有形文化財に指定しました。
 平成23年の東日本大震災でも、再び大きな被害を受けました。このときも市民をはじめ、全国の方々の暖かい御支援と御協力をいただき、平成30年10月に復元工事が完了しました。

出典:宮城県石巻市

日本最古の木造教会堂は、国宝の「大浦天主堂(1865年)」じゃないの?と思った方!!違うのです。大浦天主堂は煉瓦造であり、純粋な木造ではないのです。

そのため、木造教会堂としては、1880年に建築された「旧石巻ハリストス正教会教会堂」が最古となるようです。とはいえ、歴史的に2度も被害を受けており、その都度、復元されてきたという歴史があります。

東日本大震災時(2011.3.11)の状況

地域の方々に愛されている建築物だということが良くわかりますよね。

現在のものは平成30年10月に復元がなされたもので、わたしが見にいったときは、美しい漆喰の白壁を直に手で触ることができました。遠くから眺めたときは姫路の白鷺城と同じくらい綺麗だなと思います。また、漆喰といえば”城”と認識されている方もこちらの教会堂を一度は見てみて欲しいなと思います。

ちなみにハリストス(Христос)とはロシア語で、日本語でいうところのキリストだそうです。

教会堂の立面図・断面図
集会室(礼拝以外)

集会室は畳敷でした。
階段は当然、現行の建築基準法には適合しないめっちゃ急勾配でした・・・もはや壁。笑

けれど、こうした階段は現代では見ることができませんので、江戸や明治時代の名残というのはとても貴重だと思います。

聖所(礼拝の場)

上記の写真が2階部分になります。赤い絨毯が敷かれている部分が、聖所と弁壇、両脇に扉が見えますが、その扉を入った先に祭具室があります。

弁壇の奥が至聖所(神父の祈りの場)となります。

弁壇(祭壇)の手すり

当時(明治時代)のままだそうです。
細部のディテールが美しいと、建築物も美しいな〜と思います。

祭壇の天井

葡萄唐草文が綺麗に装飾されているので見所かと思います♪

ということで以上となります。

ご案内して頂いた学芸員さんがとても親切でした。仙台市に出張した際には、石巻市まで足を運んでみてください♪

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