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【三大都市圏とは?】三大都市圏と三大都市圏特定市を分かりやすく解説

この記事では、次の3つを解説しています。

  1. 三大都市圏」とはどこのエリアのことを指すのか。
  2. 「三大都市圏」特定市とはどこの市を指すのか。

こんにちは。やまけん(@yama_architect)といいます。

普段、YamkenBlogでは、建築や都市計画、不動産に関して業務に役立つ豆知識を発信しています。ブログでは三大都市圏以外にも日常生活に必要不可欠な情報なども発信しているので、良かったらブログ内を回遊して毎日見に来ていただけますと嬉しい限りです。

それでは、「三大都市圏」を分かりやすく解説します。




三大都市圏とは?

首都圏(東京が中心)、中部圏(愛知が中心)、近畿圏(大阪が中心)となる3つの圏域をいい、そのうち、それぞれの圏域は、「首都圏整備法」、「中部圏開発整備法」、「近畿圏整備法」により、次のように定められています。

  • 首都圏:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県
  • 中部圏:富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県
  • 近畿圏:福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

ただし、この圏域ですと非常に広義のため、例えば、富山県や石川県なども三大都市圏に含まれてしまうため、一般的な都市圏のイメージとはかけ離れていると思います。

この3つの法律では、あくまでも首都圏・中部圏・近畿圏を定めているのであって、三大都市圏である都市圏を指してはいないです。三大都市圏のイメージとしては、どちらかというと、大都市のエリアをイメージした方が三大都市圏に近いです。

でもって、「大都市法」という法律があります。

その中では、大都市地域を「都の区域(特別区の存する区域に限る。)及び市町村でその区域の全部又は一部が首都圏整備法第2条第3項に規定する既成市街地若しくは同条第四項に規定する近郊整備地帯、近畿圏整備法第2条第3項に規定する既成都市区域若しくは同条第4項に規定する近郊整備区域又は中部圏開発整備法第2条第3項に規定する都市整備区域内にあるものの区域をいう。」と定められています。
*エリアは次項参照

となると、三大都市圏とは、首都圏整備法で規定する既成市街地・近郊整備地帯、近畿圏整備法で規定する既成都市区域・近郊整備区域、中部圏開発整備法で規定する都市整備区域が馴染むと考えられます。

また、この区域は、都市計画法により区域区分(市街化区域と市街化調整区域の指定)を必ず指定することが義務付けられているため、一体的な都市圏として考えても合理的な判断になると思われます。

加えて、国の公式ページ(地価公示関係)でも「三大都市圏」を次のように解説しています。

「三大都市圏」とは、東京圏、大阪圏、名古屋圏をいう。
「東京圏」とは、首都圏整備法による既成市街地及び近郊整備地帯を含む市区町の区域をいう。
「大阪圏」とは、近畿圏整備法による既成都市区域及び近郊整備区域を含む市町村の区域をいう。
「名古屋圏」とは、中部圏開発整備法による都市整備区域を含む市町村の区域をいう。

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/H30kouji05.html

よって、繰り返しですが、三大都市圏とは三大都市圏とは、首都圏整備法で規定する既成市街地・近郊整備地帯、近畿圏整備法で規定する既成都市区域・近郊整備区域、中部圏開発整備法で規定する都市整備区域となります。

三大都市圏特定市のエリア

「三大都市圏特定市」とは、首都圏、中部圏、近畿圏内の政令指定都市首都圏整備法(昭和31年法律)、中部圏開発整備法(昭和41年法律)、近畿圏整備法(昭和38年法律)という、当該圏域の建設とその秩序ある発展を図ること目的に定められた既成市街地や都市整備区域などの特定区域内の市をいいます。
*あくまでも「市」ですので注意ください。市以外を含むエリアを三大都市圏といいます。

  • 首都圏整備法の既成市街地及び近郊整備地帯内にある市
    *既成市街地:東京都及びこれと連接する枢要な都市を含む区域のうち、産業及び人口の過度の集中を防止し、かつ、都市の機能の維持及び増進を図る必要がある市街地の区域
    *近郊整備地帯:既成市街地の近郊で、その無秩序な市街地化を防止するため、計画的に市街地を整備し、あわせて緑地を保全する必要がある区域
  • 中部圏開発整備法の都市整備区域内にある市
    *都市整備区域:中部圏の地域内において、産業の開発の程度が高く、さらに経済の発展が予想される地域で当該地域の発展の進度に応じ都市の機能が十分に発揮されるよう計画的に基盤整備を行なう必要がある区域
  • 近畿圏整備法の既成都市区域及び近畿整備区域内の市
    *既成都市区域:大阪市、神戸市及び京都市の区域並びにこれらと連接する都市の区域のうち、産業及び人口の過度の集中を防止し、かつ、都市の機能の維持及び増進を図る必要がある市街地の区域
    *近畿整備区域:既成都市区域の近郊で、当該既成都市区域の市街地の無秩序な拡大を防止するため、計画的に市街地として整備する必要がある区域

具体的な都市は次のとおりです。
*生産緑地などの税関係における特定市の場合は「市」です。

首都圏整備法:既成市街地・近郊整備地帯内の都市一覧→東京圏

種類市町村名
既成市街地(東京都23区、5市)

(東京都及びこれと連接する枢要な都市を含む区域のうち、産業及び人口の過度の集中を防止し、かつ、都市の機能の維持及び増進を図る必要がある市街地の区域)
(東京都、埼玉県、神奈川県)
23区、武蔵野市、三鷹市、川口市、横浜市、川崎市
近郊整備地帯(111市、28町)

(既成市街地の近郊で、その無秩序な市街地化を防止するため、計画的に市街地を整備し、あわせて緑地を保全する必要がある区域)
(東京都)
八王子市、立川市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、 町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、 東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、 西東京市、瑞穂町、日の出町
(千葉県)
千葉市、市川市、船橋市、木更津市、松戸市、野田市、成田市、佐倉市、習志野市、 柏市、市原市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ヶ谷市、君津市、富津市、浦安市、 四街道市、袖ヶ浦市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町
(埼玉県)
さいたま市、川越市、熊谷市、行田市、所沢市、飯能市、加須市、東松山市、 春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間 市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、 三郷市、蓮田市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、 伊奈町、三芳町、毛呂山町、越生町、滑川町、嵐山町、川島町、吉見町、鳩山町、宮代町、杉戸町、松伏町
(神奈川県)
相模原市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎 市、逗子市、三浦市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足 柄市、綾瀬市、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、開成町、愛川町
(茨城県)
龍ヶ崎市、常総市、取手市、牛久市、守谷市、坂東市、つくばみらい市、五霞町、境 町、利根町
首都圏特定市*出典:国土交通省

中部圏開発整備法:都市整備区域内の都市一覧→名古屋圏

種類市町村名
都市整備区域(36市16町1村)
(産業の開発の程度が高く、さらに経済の発展が予想される地域で当該地域の発展の進度に応じ都市の機能が十分に発揮されるよう計画的に基盤整備を行なう必要がある区域)

(愛知県)
名古屋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府 市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、愛西市、清須市、 北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市、東郷町、豊山町、大口町、扶桑町、大治町、蟹江町、飛島村、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町、幸田町
(三重県)
四日市市、桑名市、いなべ市、木曽岬町、東員町、朝日町、川越町
中部圏特定市*出典:国土交通省

近畿圏整備法:既成都市区域・近畿整備区域内の都市一覧→大阪圏

種類市町村
既成都市区域(9市)
(大阪市、神戸市及び京都市の区域並びにこれらと連接する都市の区域のうち、産業及び人口の過度の集中を防止し、かつ、都市の機能の維持及び増進を図る必要がある市街地の区域
(大阪府、京都府、兵庫県)
大阪市、堺市、守口市、東大阪市、京都市、神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市
近郊整備区域(62市29町2村)
(既成都市区域の近郊で、当該既成都市区域の市街地の無秩序な拡大を防止するため、計画的に市街地として整備する必要がある区域)
(大阪府)
全市町村
(京都府)
宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、南丹市、 木津川市、大山崎市、久御山町、井手町、精華町
(兵庫県)
伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町
(奈良県)
奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、 田原本町、高取町、明日香村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、 下市町
近畿圏特定市 *出典:国土交通省