物置は建築確認申請が必要?(自宅敷地に増築する物置の取り扱い)

こんにちは!!やまけんです٩( ‘ω’ )و




はじめに

物置を設置する場合のパターンは、大きく2つに分かれます。

小規模(高さが低い、奥行きが短い)な物置
①以外で床面積が10㎡以内のもの

今回は、物置の取り扱いに関する記事です。
小規模な物置における建築確認申請の取り扱いについてです。

小規模な物置の場合

国交省から技術的助言(国住指第4544号 平成27年2月27日)が発出されております。

具体的には・・・助言の内容をわかりやすく記載すると。

土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む)であること。
外部から荷物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らないもの。

以下、技術的助言の抜粋

(技術的助言抜粋:国住指第4544号 平成27年2月27日) 
土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む。)のうち、外部から荷物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らないものについては、建築基準法第2条第1号に規定する貯蔵槽に類する施設として、建築物に該当しないものとする。したがって、建築確認等の手続きについても不要である。
この取扱いについては、当該倉庫が既製のものであるか否か、及びその構造種別にかかわらず、上記に従って判断するものとする。

まず、自宅の敷地内に設置する物置は既製品がほとんどしょうから、土地に自立して設置するはクリアすると考えられます。

悩むのは、人が物置の内部に立ち入らない規模ですね、これに関しては、特定行政庁ごとに取扱いが異なりますので、市町村若しくは都道府県の建築指導を担当する部署に確認することをオススメしますが、基本的には奥行きが1m程度(手の長さ?)であれば、人が外から荷物を取り出すのは容易ではないかと考えられます。

また、人が内部に立ち入らない高さとしては、少なくとも法でいう居室の高さ(2.1m)未満である必要はあるのではないでしょうか。

さらには、小屋裏物置の考え方である高さ1.4m以下も参考になると考えられます。

なお、一般財団法人建築行政情報センター発行(日本建築行政会議編集)の「建築確認のための基準総則・集団規定の適用事例」が参考なります。
著作権の関係で、このブログには掲載することができません・・・すみません( ´ ▽ ` )

この技術的助言に基づき建築物に該当しないからといって、基礎に固定せず、地面にただ置いたり、コンクリートブロックに置くだけは絶対にしない方が良いです。
台風等の際に飛んだり、転倒したりする可能性があります
。(人命に関わるかもしれません)

※設置する基礎は、メーカーの既製品であればメーカー仕様を遵守、自分で造作するのであれば、建築士に相談する。(施行令と告示を読んで設計しても良いですけど・・・)

小規模な物置以外の場合(床面積10㎡以内のもの)

建築基準法第6条第2項を読んで床面積10㎡以内だから確認申請不要と考えるかもしれませんが、基本的に違いますと言っても私は特定行政庁では無いので最終的な判断はできませんが( ´ ▽ ` )。法律を読む限り・・・確認申請が不要となる増築は、防火地域・準防火地域以外で、建築物(例えば住宅など)に10㎡以内で増築(既存建物に増築)する場合です。

よって、敷地内に新たに新築する際は確認申請が必要です。

なお、都市計画区域・準都市計画区域外はいわゆる4号建築物の場合、確認申請不要です。

ただし、区域外でも法第6条第1項第四号の都道府県知事が指定する区域の場合には確認申請が必要なので注意を!

※また、既存建物への増築ですが、住宅が型式認定を受けている場合には、建てたメーカーさんに確認する必要がありますので注意が必要です( ・∇・)

以下、法第6条第2項 ※文中の前項とは、確認申請が必要な建築物を規定した項です。

 (建築基準法第6条第2項)
前項の規定は、防火地域及び準防火地域外において建築物を増築し、改築し、又は移転しようとする場合で、その増築、改築又は移転に係る部分の床面積の合計が10㎡以内であるときについては、適用しない。

よって、技術的助言が適用されない物置を庭先に設置する際は、確認申請が必要ですので、建築基準法に基づき手続きを行いましょう。( ・∇・)

基礎に関して

※延べ面積が10㎡以内の場合は、基礎構造の告示(平成12年5月23日建設省告示第1347号)が適用されませんが、メーカーの既製品であればメーカー仕様を遵守、自分で造作するのであれば、建築士に相談するなどして下さいね。

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました٩( ‘ω’ )و

 ホントに建築基準法は”例外”や”ただし”が多く、プロでも法の解釈に悩み苦しむことが良くあります。私のブログでも間違いがあるやもしれませんが、ご容赦ください。
掲載する情報はあくまでも日常生活の知恵の一つの参考程度と思ってくださいネ。
私のブログを読んで頂いた方が建築基準法に関心も持って頂けば幸いです。(๑╹ω╹๑ )