都市計画とは?どういったものが都市計画決定なのか

こんにちは。山登りが好きな建築士です。

今回は「都市計画」についてです。

都市計画ってたまに聞くけど、何なの??

という素朴な疑問に対して答えられるような記事にしてみたいと思います。

是非読んでみてください。

「都市計画」の定義

都市計画の定義を読めば何となくの意味が分かります。定義は、第4条に記載!!

(都市計画法第4条第1項)
この法律において、「都市計画」とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画で、次章の規定に従い定められたものをいう。

土地利用:第一種低層住居専用地域などの用途地域や防火・準防火地域、風致地区など
都市施設:道路、公園、下水道、河川、市場など
市街地開発事業:土地区画整理事業、市街地再開発事業など

これが、定義となりますが、普段の日常生活の中で特に影響するのは、道路(※)や下水道などですかね。その他の都市計画は、普段は直接的な影響はないですが、家を建てるときなどは、用途地域などが関係してきます。

(※)建築する際に、計画する建築物が都市計画道路にかかっている場合は、都市計画法第53条の許可が必要になります。

次に、こういった都市計画を誰がどうやって決定するの?

「都市計画」を定める者は?

都市計画は、都道府県または市町村が定めることになります。

都道府県か市町村かは、都市計画法第15条により定められております。
抜粋して掲載すると以下の通り。

都市計画の種類 都道府県 市町村
都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(いわゆる、都市計画区域マスタープラン 左記以外の都市計画
用途地域、高度地区、高度利用地区、居住調整地域、特定用途誘導地区、防火・準防火地域、景観地区、生産緑地地区、都市計画道路(市町村道)など
区域区分(市街化区域と市街化調整区域の線引き)
都市再生特別地区
地域地区国際戦略港湾、国際拠点港湾又は重要港湾に係る臨港地区や流通業務地区など)
都市計画道路(国道、都道府県道)自動車専用道路など
土地区画整理事業(50ha超)市街地再開発事業(3ha超)など

注)詳しくは、都市計画法第15条第1項をご覧ください。

 

都市計画を勝手に決められたのでは、困ったことになりますので、ちゃんと利害関係者が知ることができる機会を設けています。

都市計画決定までの手続き

それが以下の手続き(抜粋版なので、詳細は法律を参照してください)

いつ 内容 備考
都市計画の案を作成するとき 公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置 必要があると認めるとき 法第16条
都市計画を決定するとき 都市計画の案の縦覧(2週間) 住民及び利害関係人は意見書を提出可能 法第17条
上記縦覧後 都市計画審議会の開催 都市計画決定には審議会の議決
(上記意見書要旨を提出)
法第18条、
法第19条

都市計画の決定には、公聴会の開催、案の縦覧、都市計画審議会という最低3つの過程を得なければならないとされているのです。

ちなみに、市町村が都市計画決定を行う際は、都道府県知事に協議(町村は都道府県知事の同意)しなければならないとされております。都道府県の影響絶大ですよね。さらにさらに、都道府県が定めるものでも、国の利害に重大な関係がある都市計画は国土交通大臣協議と同意が必要となります。

市町村や都道府県が定めるものくらい、自治体の裁量に任せればいいのにと思ってしまいます・・・( ・∇・)

ここまでが都市計画決定の流れとなります。

その他

最後に、よく都市計画って絵に描いた餅って批判されるようですが、私はちょっと違うと考えています。

そもそも、都市計画は、都市計画区域マスタープランや市町村マスタープランに基づき定めていくこととなりますが、これらマスタープランはあくまでも”方針”を示したものにすぎず、さらに都市計画は規制的側面が非常に強いものとなっています。

マスタープランが都市をつくっていくのではなく、都市計画の規制のもとで、民間が都市活動に必要な機能の建築等を行なっていき、行政がこれら建築に対する制度面等で支援や緩和等を行なっていくことでマスタープランで描く都市がつくられていくものと考えております。

絵に描いた餅にするかどうかは、我々民間であることに自覚をもつ必要があると思っています。

 

以上。本日は、都市計画とは?というタイトルでまとめてみました。٩( ‘ω’ )و
ここまで読んで頂きありがとうございました。