二級建築士は独学での合格が可能です。[勉強のコツ:学科編]

・二級建築士を独学で合格したいと思っているけど、どうやって勉強すればいいの?
・独学で合格したいけど、どうやって勉強すればいいのか不安・・・

本記事は、上記の方の悩みを解決します。

会社の同僚には「二級建築士は独学でも合格できるよ」って言われたけど、、、本当に合格できるのか不安という方や、勉強方法等をどうすれば良いのか真剣に悩んでいる方に向けて、悩み解決(解消)を図る構成となっております。

こんにちは!!建築士のYAMAKEN(やまけん)です!

読みえ終えたあと、”こうすればいいんだ!”と思って頂けると思うように書いていますので是非ご覧ください。




はじめに

二級建築士を有していれば、大抵の仕事はできますので、無理せず一級建築士をとる必要は無いかなと考えることがあります。

一級建築士を取得する努力量に比例して、一級でしか請負することができない建築物も多くなれば一級を取得するメリットも高まると考えられますが、国内の縮小するマーケットでは、一級が設計するような大規模なものが極端に減少すると思われます。

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そもそも建築士という仕事や二級建築士の仕事が分からない方はこちらの書籍や記事をご覧ください。
当ブログにご訪問頂いたあなたの悩みを解決してくれるかもしれません。

二級建築士 はじめの一歩 学科対策テキスト

 

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私自身のことなど:2019年5月25日追記

そろそろ二級建築士の勉強を始める方が増えてくる時期ですねー

平成31年度(令和元年度)の学科の試験日が7月7日(日)ですので、もう3ヶ月を切ったところです。
(記事の更新が5月25日なので、あと1ヶ月と少し)

今年は絶対に合格するぞっと意気込みに溢れている方、とりあえず受けてみようかなと考えている方、さまざまかと思いますが、受験するからには合格したいですよね。

受験費用が高いと思うか、低いと思うかは人それぞれですが・・・受験手数料は17,700円しますしね。

 

試験に関する重要な改訂(2020年試験より〜)

2019年9月6日追記(重要!!)

令和2年度(2019年)試験から受験要件の変更にあわせて受験手数料が変わります!!
17,700円→18,500円となるようです。
また、来年は通常と試験日が変わるので要チェックです!

詳しくは、国土交通省のページ(外部リンク)をご覧ください。

 

それに合格するには勉強が必要です。

自分の時間を試験勉強に投資するんですから、やっぱり合格したいでしょ。
できれば「独学」で!と考えるはず。

私は現在、一級建築士ですが、二級建築士については、大学を卒業してからすぐに取得しました。
というのも、住宅の設計・監理くらいなら二級建築士で十分だからです。

ちなみにタイトルで言っていますが

「独学」で勉強して合格しています。

そこで、今回は、独学で合格するための勉強のコツをお伝えしたいと思います。
これから試験勉強に取り組んでも問題ありませんので、合格したいと考えている方は是非読んでみてください。

なお、ここまで読んでみて[製図試験に独学編]もご覧になりたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事(製図試験)

二級建築士(学科)の難易度・合格率

二級建築士学科の難易度ですが、過去5年間の合格率を見ると約3割から4割で推移しているので、一般的に考えれば難しい試験の部類に入ると思います。

更に学科試験を合格した後は、製図試験があり、最終合格率は約2割程度となりますので、まぁ、簡単に合格することはできません。笑

特に製図試験は精神的疲労が多いと思います。

また、学科の試験問題は100問、試験時間は6時間ですので、勉強する分野も多く、満遍なくしっかりと勉強しないと合格は難しいでしょう。一夜漬けで合格できるような試験ではありません。笑

二級建築士学科試験の近年の合格率

・平成26年 37.9%
・平成27年 30.1%
・平成28年 42.3%
・平成29年 36.6%
・平成30年 37.7%
・令和元年  42.0%

※出典:公益社団法人建築教育技術普及センター

ではでは、「しっかり」とは具体的にどうす勉強すればいいのか。

次の合格基準点をみたあとに詳しく解説していきたいと思います。

合格基準点

今年(令和元年)の試験結果を見てみます。

学科Ⅰ
建築計画
学科Ⅱ
建築法規
学科Ⅲ
建築構造
学科Ⅳ
建築施工
総得点
基準点 13点 13点 13点 13点 60点

各出題項目で約6割以上得点し、合計でも6割以上得点すれば合格することができます。

全ての知識がある程度ないと合格するのは難しいですね。

よく、構造はキライって方がいますが、構造も基準点を満たしていないと他の項目が基準点を超えていても不合格になりますので、ある程度の知識を習得する必要ができます。

二級建築士学科試験の出題項目

勉強のコツの前に、出題項目について確認しておきましょう

学科の試験は出題項目が4つ(建築計画、建築法規、建築構造、建築施工)に分かれており、各25問出題され、計100問を午前3時間、午後3時間の計6時間で解くことなります。

ちなみですが、出題の基準は建築士法施行規則第13条に規定されているので、お時間がある方はどうぞ。

建築士法施行規則第13条(二級建築士試験の基準)

 二級建築士試験は、学校教育法(昭和22年法律第26号)による高等学校における正規の建築に関する課程において修得する程度の基本的知識並びにこれを用いて通常の木造の建築物及び簡単な鉄筋コンクリリート造、鉄骨造、瓦造、石造及びコンクリートブロック造の建築物の設計及び工事監理を行う能力を判定することに基準を置くものとする。
2 前項の基準によつて試験すべき事項を例示すると、おおむね次のとおりである。
一 各種の用途に供する建築物の設計製図及びこれに関する仕様書の作成
二 建築物の用途に応ずる敷地の選定に関すること
三 各種の用途に供する建築物の間取りその他建築物の平面計画に関すること
四 建築物の採光、換気及び照明に関すること
五 簡易な建築設備の概要に関すること
六 各種建築材料の性質、判別及び使用方法に関すること
七 通常の木造の建築物の基礎、軸組、小屋組、床、壁、屋根、造作等各部の構造に関すること
八 簡単な鉄筋コンクリート造、鉄骨造、瓦造、石造又はコンクリートブロック造の建築物の構法の原理の概要並びにこれらの建築物の各部の構造に関すること
九 建築物の防腐、防火、耐震、耐風構法に関すること
十 普通のトラスの解法、簡単なラーメンに生ずる応力の概要又は普通のはり、柱等の部材の断面の決定に関すること
十一 建築工事現場の管理(工事現場の災害防止を含む。)に関すること
十二 建築工事の請負契約書、工費見積書又は工程表に関すること
十三 普通に使用される建築工事用機械器具の種類及び性能に関すること
十四 建築物各部の施工の指導監督及び検査に関すること
十五 建築物の敷地の平面測量又は高低測量に関すること
十六 法及び建築基準法並びにこれらの関係法令に関すること

では、ここからが今回の記事の本題です。

試験勉強のコツ

試験勉強は、過去問をひたすら解く分野とそうではない分野に別れていると考えています。
括りとしては・・・

①建築計画・建築構造・建築施工という括りと、
②建築法規という括りの2つです。

では、どういうことか詳しく解説します。

建築計画・建築構造・建築施工の勉強のコツ

建築計画・建築構造・建築施工は、建築基準法の法文と直接関係する問題はほぼ無いと言っていいです。

実務的な設計に関してのことだったり、建築歴史に関する分野、一般的な建築施工に関して出題されます。

つまり、過去に出題された問題が頻繁に出題されることを意味します。

要は、これらの問題はこれまでの数年間の間に建築設計のあり方が大きく変わったわけではないですので、新たな問題を頻繁につくって出題するというのは難しいので、出題傾向は大きく変わらない分野になります。

ですので、結果として、過去に出題された問題を問き、分からない部分を市販のテキストや大学の教科書を見ながら勉強していけばいいわけです。

つまり、過去問→テキストをチェック のループをひたすらやり続ける事が秘訣です。

少なくても過去5カ年分を3回は解くようにしましょう。

つまり、100問*5年*3回=1,500問
1問あたりの勉強時間が平均して10分とすれば、15000分=250時間が必要

1日5時間勉強すれば、50日で完了することができます。

とはいえ、5年間分を勉強するのは時間的に厳しいと思いますので、
難しい場合は、3カ年分であればなんとかなるかもしれません。

おすすめ書籍(計画・構造・施工)

過去問題集だけは必須です。
テキストに関しては、ネット検索すれば言葉の意味は分かりますから購入しなくてもなんとかなります。
*2020年版が出たらそちらをご購入ください。

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電車などの移動中に読めるKindle版は勉強時間を効率よく確保できます。
建築施工で出題される用語を覚えるには図解を見た方が効率が良いので、おすすめです。

ゼロからはじめる建築の[施工]入門



では、次に建築法規の勉強のコツです。

建築法規の勉強のコツ

一級建築士試験を受験する人であれば、ある程度、普段から法規に触れている可能性が高いので、過去問だけやればなんとかなると思いますが、二級建築士の場合には、学歴しかない場合があるので、基本的には法律に触れていない場合が多いと思います。

現に私も受験した時は法規に慣れていなかったので、法令集も引くのも大変だったですし、法律の読み方まで苦労が絶えなかった部分が多いです。

では、どうすればいいか。

方法は、はじめは過去問ではなくテキストの勉強をメインにすることです。
テキストを読みながら法令集を見ていく作業を行います。

そうすると法令集の中で出題される法文の条文が分かってくると思います。
繰り返し勉強して「○条にはこういった事が規定されているのか」と分かるようになってくれば大丈夫なはずです。

テキストを読みながら法令集を見る作業を繰り返し行ったら、次は、過去問を解きましょう。

建築計画などと同様に過去3カ年分は3回解いておくのがいいです。
ちなみにですが、法規の問題は、法令集に答えが掲載されているので、素早く法令集を引けるようになり、書いてある内容を理解できるようになれば満点も取ることも容易ですよ。

これは私の個人的な見解ですが、法規は実際の実務で多く使用するものですので、試験勉強を活用して法律を理解しておくことは実務側と連携が図れます。

また、法規で満点を取れるようにしておけば、他の項目で点数が低くても合格できるようになるので、法規を優先して勉強しておくのが良いのかなと思います。

おすすめ書籍

私は普段の業務でもこちらの法令集を活用しています。
様々な法令集を使いましたが、私自身は一番使いやすいと思っています。

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過去問やテキストは、建築計画や構造などと同じものでOKです。

 

本記事のまとめ

努力は裏切りませんが、努力の仕方を間違うと折角努力した成果を発揮できないんですよね。

めちゃくちゃ頑張って勉強して、それで不合格となったりしたらショックだと思います。

でも何で、しっかりと時間をかけて勉強したのに何で合格できなかったのか。

それは、試験に合格する勉強方法を行なっていないからです。

現実は、建築知識の習得=建築士に合格 完全なイコールとはなっていないことです。

ですので、過去問を活用した勉強方法は出題範囲と出題される内容の趣旨を理解できるので、効率が良い勉強方法になりますから、限りある時間の中で合格を目指す方は、今回紹介した勉強方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

それでは、また〜

一級建築士の学科試験独学合格を目指す方はこちらの記事もあわせてお読みください。

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*タイトル写真
granadandyouによるPixabayからの画像